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【備忘観戦録】エース上沢意地の1点差完投勝利(6・18 PayPayドーム)

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勝利投手 日本ハム 上沢 (6勝2敗0S)
敗戦投手 ソフトバンク 石川 (3勝6敗0S)

ファイターズ先発上沢直之は、良くも悪くもいつもの調子。絶好調とまではいかないが、四球でランナーを出しながらも、丁寧に球数を使いながらピンチを摘み取っていく。

一方ホークス先発石川柊太は序盤から制球に苦しむが、勝負どころでうまく切り抜けファイターズにホームを踏ませない。

均衡が崩れたのは5回表。前回を三者凡退と立ち直りつつあった石川の甘いスライダーを、淺間大基が完璧に捉えた。いい角度で上がったライナー性の打球は、そのまま勢いを止めずにライトスタンド中段に突き刺さった。

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ファイターズは7回にも石井一成にソロホームランが飛び出し0-2と突き放す。

上沢は尻上がりに調子を上げ6回までスコアボードを0で埋めていく。7回2アウト3塁の場面で「謎のボーク」により1点を失うが(これは今も謎)、逆にそれを奮起材料として熱投を続ける。8回9回と、休み明けで勝ちパターンのリリーフは選び放題だったにもかかわらず、マウンドを譲ることはなく見事完投。まさしくエース。9回のマウンドに上がる上沢の背中はカッコよかった。

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上沢は9回を127球3安打、ボークによる1失点のみで6勝目。試合終了直後、ベンチで本気で悔しがるベテラン長谷川勇也の表情も印象的だった。

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強打者・石井一成の第3号

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7回表、先頭で打席に入った石井一成がバックスクリーン右に叩き込んだ今季第3号のソロホームラン。石井のホームラン弾道はいつも美しいが、今日は特に見とれてしまった。

レベルスイングにもかかわらず、独特の角度がついてセンター方向へ飛んでいく。舞うように高く上がった打球は、長い滞空時間を経て、無観客の静かなレフトスタンドへ「ゴツン」と着弾。遅れて映し出される石井のガッツポーズ。

小兵の内野手がたまたまジャストミートして、強いライナーがフェンスを超えた……みたいな当たりじゃない。ホームランバッターの弾道。まさしく「アーチスト」の打球だった。

石井のホームランをここで取り上げるのは2度目だが(強打者・石井一成の逆方向ホームラン)、個人的に石井のホームラン弾道が好きらしい。

こんな素晴らしい打球が飛ばせる石井なのに、残念ながら年に3~4本程度しか見られないスーパーレア弾。

しかし今季は今日で3本目。例年より出番も増えており、大きく調子を崩さなければ、あと何度かは「アーチスト石井一成」を楽しめそうな予感がする。

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