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【備忘観戦録】●神がかった「フェン直ゲッツー」が勝負を分けた試合(10・07京セラドーム)

更新日:

勝利投手 オリックス K-鈴木 (1勝0敗2S)
敗戦投手 日本ハム 伊藤 (9勝8敗0S)
セーブ オリックス 平野佳 (1勝3敗26S)

首位バファローズも絶対に負けられない試合だが、最下位ファイターズもルーキー伊藤大海には絶対にこれ以上負けさせられない。序盤はそんな意地と意地のぶつかりあいで見ごたえがあった。バファローズが先制すればファイターズが取り返し、ファイターズが勝ち越せばバファローズが追いつくという、息もつかせぬシーソーゲーム

しかし3-3の同点で迎えた5回裏、先頭安打で出塁した宗佑磨を二塁に置いてモヤにタイムリーヒットを決められた。ファイターズはこれで初回ぶりのビハインドを背負ってしまう。

ファイターズもやり返す。直後の6回表1アウト、先頭安打の西川遥輝を一塁に置いて、絶好調近藤健介が勝負強く左方向へジャストミート。これがレフトフェンス直撃の長打となり、一塁ランナー西川が俊足を飛ばしてはるばるホームまで突っ込む。しかしレフト中川圭太の見事なフェンス処理と、中継に入ったショート紅林弘太郎の完璧なバックホームでこれを封殺。

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さらにその後、その隙を狙って三塁まで走り込んでいた近藤もキャッチャー伏見寅威に刺された。世にも珍しい“フェンス直撃のゲッツー”がここに完成。

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この「5回裏→6回表」の攻防が勝負を分けた。

この後は両軍ともにリリーフが好投し無失点。ファイターズは6回表の不発が士気に響いたのか、反撃の狼煙すら立たないノーヒットだった。

伊藤の10勝目は4週連続でお預け。「負けられない」試合は、主力・吉田正尚を欠いてなお地力に勝るバファローズに軍配が上がった。

勝敗とは関係ないが、今日の近藤は4打数2安打で打率を.294から.296まで上げた。ケガで欠場中の首位打者・吉田正尚の.339は揺るぎそうにないが、2位の柳田悠岐以下はもれなく.310以下と僅差だ。上り調子の今の近藤ならば、ライバルたちの調子次第では「打撃2位」までは十分あり得ると思っている。勝敗と併せて注目していきたい。

スポナビ(21.10.07)

特になし

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