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【備忘観戦録14~対イーグルス~〇】2シーズンぶりの延長戦で大明神サヨナラ打

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勝利投手 日本ハム 北山 (2勝0敗0S)
敗戦投手 楽天 松井裕 (1勝1敗3S)

近藤で勝負

今日のサヨナラ勝ちが気持ちよすぎて、ビール(発泡酒)500缶を一気飲みしてしまった。すぐさま顔を真っ赤にしてベッドに横たわり、見上げた視界で微妙ににじむシーリングライトが心地いい。ととのいながら(サウナ用語)気を失い、気づくと深夜だった。あまりの深寝に、今日のサヨナラ勝ちが夢なんじゃないかと心配になって、慌ててスポナビで確認した。

延長10回裏2-2。1アウトランナー2塁。バッターは近藤健介。先発の上沢直之が奮闘し、松本剛が直前で見事な犠牲バントを決めた。仲良し同期のなかで、近藤だけがここまでノーヒットだった。いつも冷静な大明神もこの場面で燃えていないわけがない。

2ボール2ストライクに追い込まれた5球目、甘いコースにきた変化球に、読みよりも体で反応して見事粉砕した。打球は浅めに守っていたセンターの頭を超え、二塁ランナーは悠々生還。

打った瞬間、両腕を突き上げるビッグボス。
抜けた瞬間、一斉にベンチから飛び出すチームメイト。
もはや打球を追わないイーグルスの外野陣。
ホームインを待たずに祝福に押し寄せるチームメイトを必死で制すランナー淺間。
なぜか2塁まで走っている近藤。もみくしゃになる近藤。
部屋で一人PCデスクに頭を打ち付けながら激しく歓喜するおれ。

投手が抑えても打てない。打てば打たれる。投打がかみ合わずにここまで2勝11敗。鬱屈したここまでの道のりがあっただけに、ようやく僅差で奪い取った勝利が嬉しすぎた。

冷蔵庫からビール(発泡酒)を取り出し、冒頭へ戻る。

少し嫌味な言い方に聞こえるかもしれないが、あの時(結果的にだと思うが)近藤で勝負してくれたイーグルスバッテリーと、ハッキリと「近藤敬遠」の方針を貫かせないまでに成長したネクストバッターの清宮幸太郎の威圧感に感謝したい。

エース上沢

惜しくも勝ち星はつかなかったが、エース上沢の粘投は胸に迫るものがあった。

中4日での登板ということで5イニング97球。絶好調とはいいがたかったようだが、初回から4回までは丁寧に投げて1安打1四球無失点と”技”のピッチング。これはこれで「エースたまらん」ものがあるが、観ていて一番熱くなったのは制球が乱れ始めた5回だった。

この回だけで1安打2四球とランナーを3人出したが、それでも無失点で切り抜けた。慣れない中4日登板に体力は限界に近づいていたようだが、ギアの上げ方が鬼気迫っていた。

「よっしゃあ!」と、もっとも声をあげた瞬間は、1アウト1塁2塁というピンチで打席に炭谷銀仁朗に迎えた場面。初球に明らかなボール球を投げた後、2球目にど真ん中に放ってしまうなど(この2球目は炭谷の打ち損じファールで免れた)、どうしても制球が定まらない。3球目はフォークボールを振らせて追い込むが、4球目5球目は明らかなボール球。フルカウント。

「ああ限界だ。ピンチに強い上沢もこれはマズイ」

……と祈るように見つめた6球目。上沢がギアを上げて投じた渾身のストレートに、炭谷のバットが空を切った。

大きく雄たけびを上げる上沢。同時におれもPCデスクを叩いて吠えた。

この後、天敵西川遥輝には四球を選ばれるが、次の山崎剛をセカンドゴロに打ち取り事なきを得た。

おそらく「この回まで」と告げられていたんだろう。最後の気力を振り絞って勝利に執着するエースの姿に感動した。

今日、完全試合を達成した佐々木朗希のような剛腕エースもそりゃたまらんと思うが、おれは気力で戦うエース上沢直之の方が好きだな。いやまじで。

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