遺書(ブログ)

ケイト

更新日:

ジャンル アクション/スリラー
製作国 アメリカ
製作年 2021
公開年月日 2021/9/10(NETFLIX配信)
上映時間 106分
鑑賞 NETFLIX

普通の美女スパコロ

NETFLIXに(1ヶ月限定で)加入する際に、「必ず観たいネトフリ限定作品」のひとつとして挙げていた作品なので、実は2週間以上前に鑑賞している。ただしなかなか感想を書く気が起こらなかった。なぜか。

良くも悪くも「普通」だったから。大きな文句もなければ「すげー!」と拍手したくなる要素もない。本当の意味で言うことがあまりない。

ジャンルは、個人的にこよなく愛する「美女スパコロもの」(スパイ・殺し屋もの/造語)。その、超スタンダードなタイプだった。幼い頃に殺し屋組織に拾われ、暗殺者として育てられてきた主人公がうんぬんかんぬん……と、この手のジャンルではこんなのはただのフォーマットだから別にいいよね。

で、キモとなるアクションがどうだったかというと、これが普通だった。「好きなところ」と「嫌いなところ」が混在して総合的に「普通」(こういうのはよくある)なのではなく、本当にすべてが平均点。文字通り「良くも悪くもない」って感想、本当にあるんだなあ。(※おれ採点)

唯一印象的だったのは、日本を舞台にしているところかな。それも「和」ではなく「サブカルジャパン」の方ってのがいい。キービジュアル通りの”眠らない街ネオン”な世界観。日本人が顔をしかめそうな「ガイジンによるヘンな日本観」満載だが、個人的にこういうのこそ大好物。

主人公が倒すべきボスはジャパニーズヤクザで、わが日本からは國村隼と浅野忠信、MIYAVIといった国際派の面々が主要人物として登場する。そして「レオン」でいうところのマチルダ的な役回りの日本人少女役には、日系アメリカ人の女の子が起用されているんだけど、さすがに彼女は日本人のアイドル女優あたりで良かったんじゃないかな。まあ、あのカタコト日本語が一周回っていい味出していたけど。

とまあ、鑑賞後だいぶ経ったので、無理やり思い出しながらの感想はこんなところかな。けっこうディスっているように聞こえたかもしれないが、念のために言っておくと、本当に嫌いじゃない。ちゃんと楽しめた。

そしてやっぱり好きでもない。文字通り「普通」。
「好きなところ」と「嫌いなところ」が混在して総合的に「普通」なのではなく、全てにおいて「普通」。こういう作品って本当にあるんだなあ。

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