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ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!

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ジャンルコメディ / ファンタジー
製作国アメリカ
製作年2020
公開年月日2020/12/18
上映時間91分
鑑賞アマゾンプライムビデオ

時空最高のバンドをつくろう

この作品を観たくて前作(正確には前々作)を大人の回路2~3本切って無理やり完走した。

前作はあまりに幼稚だったけれど、本作は良かったね。いい意味で幼稚さはキープしながらも、今では中年になってしまった”約30年前の少年少女たち”でも、ある程度納得できるように細心の注意を払って作られていたと思う。そうでもない?

前作と共通して、今回もタイムマシンを駆使した”歴史上の人物集め”が物語の軸となる。

今回は「世界を救う音楽を作れ」がミッションということで、「歴史的なミュージシャン」を連れてくるという設定。個人的にこれが熱かった。

ギターにジミ・ヘンドリックス、トランペットにルイ・アームストロング、ピアノにモーツァルト、紀元前から黄帝の宮廷音楽家リンルンと天才的な原始人ドラマーのグロム。時空最高のバンドを組む。

誰でも思いつきそうではあるけれど、この設定(お題)にはなかなかワクワクさせられちゃうよね。

「ジミヘンは納得だけど、ギターはプリンスでもいいよね」とか「おれならついでにMR. BIGのベーシストのビリー・シーンを連れてくる」とか「ボーカルにマイケル・ジャクソン入れとこうよ」とか「ドラムはニルヴァーナのデイヴ・グロールでしょ」とか……。

何? デイブは出てた?
まいいや、そんな感じで妄想が膨らんだ。

今回はギャグセンも高くて、結構声を出して笑った場面も多かったな。主人公のビルとテッドのボケが切れ味を増していたし、それよりも脇役の「ロボット」と「死神」がオモ可愛かった。笑いの起点はだいたいこの2人だったと思う。

“もう一組の主役”、ティアとビリー(ビルとテッドの娘)のキャラも良かったね。白状すると、本作を観たいと思ったのは、ティア役のサマラ・ウィーヴィング目当てだったんだが、どちらかというとビリー役のブリジット・ランディ=ペイン(初見)が、父親テッド(キアヌ)のアホ面をコピーしていて面白かった。ググったら、まだまだこれからって感じの女優さんみたいだね。名前覚えとこう。

相方役のサマラとの息もピッタリだったので、この2人で続編作ってもいいよね。サマラが売れすぎてて無理かな。

全体的には、相変わらずくだらなくて、幼稚で、馬鹿馬鹿しくてまともな感覚では観られない作品ではあるけれど、30年を経てようやく「お馬鹿映画」の域に達した。(前作は正直論外)

「音楽が世界を救う」って言葉にすると異様に薄っぺらく聞こえるけれど、実際に映像で見せられると勢いで感動させられちゃうね。時空最高のバンド、カッコよかった。

一週間後には絶対に忘れそうだけど、少なくとも鑑賞直後の後味は良い作品だった。

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