遺書(ブログ)

ラストサマー

投稿日:

ジャンル ホラー
製作国 アメリカ
製作年 1997
公開年月日 1998/5/30
上映時間 100分
鑑賞 アマゾンプライムビデオ

デカいだけじゃないカタチがいい

今でこそ自ら「ホラーファン」などと称する痛いオッサンだが、20代の頃はホラーはハッキリ苦手だった。「なんで映画で怖がらなきゃいけないんだよ」「悪趣味」と、もっともらしい理由をつけて遠ざけていた。たまにはレンタルで観たが、観ると夜トイレに行けなかった。おれも若くて可愛かった。

そんなおれに、当時の同僚Wくん(スケベ)が「『ラストサマー』よかったよ」と、やたら勧めてきたのが本作。懐かしい。

「いやね、おれはホラー映画はこうこうこういう理由で、わざわざ観たいとも思わないんだよ」と説明するも、Wくんは「主役の女の子が可愛い」の一点張りでなぜか猛アピール。

(そりゃ映画の主役の女の子はだいたい可愛いし美人だろう。そんな普通なことで『ホラーが苦手』と言ってる人が「観たい」なんて思うわけがないだろう……)

そんなことを言おうとした瞬間に、Wくんはこう言った。「その女の子がもの凄い巨乳なんだよ」。

観た。

観たら主役の子が本当に殺人的に可愛くて、殺人的にボインだった(当時の感想)。勧めてくれたWくんに感謝し、後日Wくんと映画の感想を語り合った。「清楚なんだけど漏れ出る色気が」「デカいだけじゃないカタチがいい」などと、ちっとも内容じゃなく、主演のジェニファー・ラブ・ヒューイットの感想に終始していた気がする。

なので、映画の内容は全く覚えていない。このたびアマプラTOPに「新着」で挙がってきていたので、そんなエモい記憶に背中を押されて、28年ぶりに観てみたという経緯である。(長い!)

当時「スクリーム」が作った潮流にすぐ続いた、いわゆる「学園スラッシャー」のはしりだよね。美男美女高校生が謎の殺人鬼に付け回されながら、その謎を突き止める。殺人シーンはグロと言うほどではないが血は多め。

当時としては斬新だったんだと思うが、今ではすっかりジャンルとして確立されちゃっているので真新しさは皆無。だから今、令和の時代に冷静に観ると怖くも面白くもなかった。とってつけたような真相と、とってつけたような真犯人。殺人シーンの演出も、どれもどこかで見たことあるやつ。

残念ながら、ホラー映画とかスラッシャー映画としては、今あらためて観る価値はないかなと思った。これを観るなら、ここ10年以内に作られたブラムハウス製の新型ホラーを観た方がいい。

ただし!ただし!ただし!

それでもおれはこの作品を猛アピールしたいと思う。28年前、おれにこの作品を観るきっかけを作ってくれた同僚のWくんのように。

「主役の女の子が可愛い。そして、その子がもの凄い巨乳なんだよ」。それだけでも十分に価値はあるんだよ。ホラーじゃない、彼女を観てほしい。

観た後、ジェニファー・ラブ・ヒューイットについて語り合いましょう。

👇 気まぐれでいいので全部押して💕
にほんブログ村 映画ブログへにほんブログ村 映画ブログ 映画備忘録へ 全般ランキング

-遺書(ブログ)
-

Copyright© R50(仮)-アールフィフティカッコカリ- , 2025 All Rights Reserved Powered by STINGER.