この手の美女スパコロもの(スパイ/殺し屋もの※今作った言葉)は大好物で、発見次第もれなく観ている。しかも最近は個人的によく会う(映画で)ジェシカ・チャスティン主演とあって、期待しながらTSUTAYA新作レンタル。
美女スパコロニスト(※今作っ略)としては完全に合格点だった。
物語としては、「組織に属している殺し屋が、組織から命を狙われる話」という、もう定番中の定番。主人公の性別にかかわらず、スパコロ映画(※今略)って大体これだよね。
ただ個人的には物語うんぬん、リアリティうんぬんはあまり関係ない。美女スパコロニストは、特殊な訓練を受けた最強美女が屈強な悪人たちをバッタバッタとやっつける爽快さを求めている。物語などただのフォーマットだ。
そういう意味では、こちらの欲求を十分に満たしてくれた映画だった。
「女神の見えざる手」「モリーズ・ゲーム」で、頭脳派キャリアウーマンを演じさせたら天下一品のジェシカ・チャスティンが、今度は肉弾戦で無双する。ラスボスにはボコボコにやられるが(そこもいい)、ちゃんとボコボコにやり返す。
最後の「5つ数えるわよ。1!(ズドン!)」は爽快だった。
ストーリーがありきたりな分、この分野の正解をドストレートに表現した作品になったと思う。