ジャンル | 青春 / ドラマ |
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製作国 | アメリカ |
製作年 | 2017 |
公開年月日 | 2018/6/1 |
上映時間 | 94分 |
鑑賞 | アマゾンプライム |
価値観のちがいと親子の愛情は別問題
シアーシャ・ローナン目当てで鑑賞したが、おじさんには合わなかった。
それでもA24制作だから、何かトンがったことをやってくるかと期待はしていたものの、結局ティーンの女の子の揺れ動く気持ちを描いたオーソドックスな青春ムービーだった。
雰囲気は好き。
舞台となる田舎町サクラメントを「文化がない街」「退屈な街」として表現したかったのか、どこか色素が薄い。
これを背景に、主人公レディ・バードの違和感のある赤髪がアクセントとなって、場面場面が脳裏に残る。
テーマは、ティーンが主人公だけに「友情」とか「恋愛」とか定番エピソードがいくつかあったけれど、中心となるのは、価値観がまったく合わない母親との関係か。この母親と娘のやり取りが絶妙だった。
ドライブ中、母娘で仲良くラジオ番組に感動していたと思ったら突然大喧嘩が始まって、キレた娘が走行中の車から飛び降りるとか。
買い物中、また大喧嘩が始まったと思うと、次の瞬間「このワンピースどうなの」「あっ、それ最高💛」となる感じ。
これら以外も「価値観の相違と親子の愛情は別問題」ってことを端的に表すシーンが、しつこいくらいにあった。
監督はこれが一番言いたかったのかなあ。
当方おじさんだから、違ったらゴメン。