ジャンル | ホラー / サスペンス・ミステリー |
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製作国 | アメリカ |
製作年 | 2005 |
公開年月日 | 2006/10/28 |
上映時間 | 93分 |
鑑賞 | アマゾンプライム |
グロいだけじゃないエンタメ性。本番はラスト30分から
マイフェイバリット監督イーライ・ロスの出世作だが、「どうせ若きイーライのブシャーグロゲロシーンばかりなんだろ?」と高をくくって、今の今まで置いておいた作品。
意外にも、90分のうち最初40分までは、該当シーンはほとんど見当たらなかった(ボインエロエロではあったが)。
55分頃からがこの作品の本番だった。ここから30分、ラストのスタッフロールまで容赦のない残虐描写が続く。
グロいと言われればもちろんグロいんだが、もう19年も昔の作品なので(技術的に)作り物感がものすごく強い。現代の超リアルなゴアグロ描写に見慣れている人なら、割とへっちゃらなレベルだと思う。
そんなマニア視点はさておき、最後の30分はかなり疾走感がある展開で面白かった。
前述したようにグロゲロシーン満載だが、スピーディな展開の中で、前半に散りばめた伏線や謎はちゃんと回収し、物語を綺麗にたたんでいた。いっさい疑問は残らない。
最後までドキドキヒヤヒヤするし、ピンチでは意外な味方が助けてくれたり、ホッとしたところで切ない場面があったり(描写はグロいけど)と、かなりサービス満点。
ただグロいだけがウリの「マー〇ーズ」や「ムカ〇人間」とは、監督のエンタメ力が数段違うと感じた。