ジャンル | ホラー/コメディ |
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製作国 | アメリカ |
製作年 | 2020 |
公開年月日 | 2020/9/10(NETFLIX配信) |
上映時間 | 101分 |
鑑賞 | NETFLIX |
名曲「キラー・クイーン」で拍手
ジェナはジェナじゃなくてもよかったよね。
個人的にお目当てのジェナ・オルテガは、主要人物ではあるものの、よくあるただの「主人公のガールフレンド」(ちょいクセ強め)役だった。
それはそれとして。
今回もなかなか面白かった。前作が単作としてもきっちり完結できていたので、「続編はどう繋ぐんだろう」と心配ではあった。でも杞憂だったね。なかなか想像もつかない展開に驚かされた。
大きくは
【まさか、あいつらが全員○○○○とは!】
そして、
【まさか、あの可愛かった彼女が○○○○してしまうとは!!!】
だ。
ハッキリ言って「禁じ手」なので怒る人もいると思うが、個人的には「観客を楽しませるためなら常識なんてクソくらえ」という、制作陣の柔軟性と捉えて、大いに楽しませてもらった。
監督もスタッフも同じなので当然だが、今回も「コメディホラー」としてのバランス感覚が抜群で、完全に笑いとグロが融合していた。というか、”笑いどころ”と”キモ悪どころ”が一緒。
つまり、人が残酷に死ぬシーンで笑いを取ろうとする不謹慎な映画だった。「人の命を何だと思ってるんだ」なんてツッコんでいたら最後までもたない。倫理観がどうかしているのは製作者の方だから、我々は素直に笑うのが吉だ。
変な作品ではあるが、相変わらず音楽と編集がオシャレで、前作同様見ごたえは十分。
強めのスプラッターは健在で、今回はオカルト要素も加わった。もちろん、そこそこハラハラドキドキもする。恋愛もあるし家族愛もある。主人公はさらに”男”として成長し、ラストは前作さえフリにした(ちょっとだけ)泣けるどんでん返しも用意されている。
そして、またもやいい場面でクイーンの名曲が流れる。
その曲とは、もちろん「キラー・クイーン」。ジジイはここで拍手してしまった。
どうやら続編はなさそうなのが残念だが、まあここで終わっておいた方が美しいのかな。
ただ、ジェナはジェナじゃなくてもよかったよね。
あれ、これ2度目だっけ。