ジャンル | 任侠・アウトロー / アクション / バイオレンス / スリラー |
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製作国 | アメリカ |
製作年 | 2016 |
公開年月日 | 2017/7/7 |
上映時間 | 122分 |
製作会社 | アマゾンプライムビデオ |
「ジョン・ウィックの殺し方見本市」の第二弾
1作目が大ヒットして、露骨に金ジャブ映画になる続編って好き。
いきなり何だよ、あのド派手なカースタント。1作目で奪われた愛車を取り戻すためだけのために、人や車が往来する街中で、交通ルール無視どころか大クラッシュあり、銃弾まで飛び交う大迷惑追いかけっこ。数えてないけど、恐らくここだけで2桁死んでる。腕利きの殺し屋なら、車くらい、もっとうまく最小限のキル数で奪い返せないものかね。
そして昔の仲間と口喧嘩からのなぜか豪邸大爆破。さらに舞台をローマに移し、とんでもねえ規模のパーティー(フェス?)に単身で乗り込み、ターゲット一人を殺すがために大殺戮。
中盤で早くも1作目のキル数に並んでいる。最高でしょ。
製作費いくらかかってるんだよ、これ。
特にこの「チャプター2」には、シリーズ屈指で好きなアクションシーンがある。中盤、ローマの地下遺跡での撃ち合い。事前に膨大な数の銃火器を通路のいたるところに隠しておき、手際よくそれらを使って襲い来る追手を全滅させていく。最初から殺る気満々じゃん。
敵に囲まれても強行突破。どんなピンチでも、ジョンは百発百中で敵を打ち抜く。一方、敵の弾丸はまったく当たらない。「主人公の安全装置」だ? 違う! 通路が暗いからだ。モブ敵に対して一流の殺し屋であるジョンは圧倒的に闇目が利くのだ(と自己解釈した)。弾丸が尽きたって大丈夫。ライフルの先で突き刺す。後ろから羽交い絞めされたって大丈夫。敵の頭をキュッとひねればコロリと死ぬ。この一連のシーンで、今後誰にもジョンを威力で殺すことはできないと確信できる。
しつこいけどさ、腕利きの殺し屋なら敵の裏をかいたりして、もっとスマートに逃げられないものか。何でいつも正面突破みたいになっちゃうんだよ。最高だけど!
ストーリーに関しては、鑑賞したのはほんの2~3日前にもかかわらず(しかも通算3度目の鑑賞にもかかわらず)あまり頭に残ってない。
あれ? なんでジョンはこんなに追われているんだっけ? 何が目的なんだっけ。
ただ、ラストは明らかに「次に続きます」という終わり方になっていたのだけは覚えている。あれも何でああなったんだっけ。
まあ、いっか。
だって、ストーリーがどう展開しても、どうせ「次々に襲い掛かってくる敵をジョンが片っ端から倒していく」という構造は変わらないんだから。実際そうだったし。
というわけで、ストーリーは覚えてなくても「ジョン・ウィックの殺し方見本市」の第二弾として存分に楽しめた。