ジャンル | ミステリー/青春 |
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製作国 | イギリス |
製作年 | 2024 |
配信年月日 | 2024/7/1 |
エピソード数 | 6話 |
鑑賞 | NETFLIX |
女子高生探偵の本格ミステリー
ネトフリドラマ3日連続怒涛の3本目。「ウェンズデー」で主人公ウェンズデーの相棒役だったエマ・マイヤーズちゃん主演の女子高生探偵もの。
原作がベストセラーの大人気小説ということで、かなり内容の濃い本格派だった。アイドル女優を起用した青春ミステリーだとナメてかかっていたところもあって、そのギャップにいい意味でやられた。
まず、「アガサ・クリスティか!」とツッコむくらいに登場人物、つまり容疑者が多い。顔なんて覚えていられないので、最初2話は状況を把握するだけでいっぱいいっぱい。3話を観始める前にいったん止めてGoogle検索したら、人物相関図を作ってくれているブログを見つけたので、中盤からは相当それに助けられた……というか、これがなければほぼついていけなかったと思われる。
(「自由研究には向かない 相関図」で検索!)
鑑賞中、こちらのサイトにお世話になりました。(モヤシネマ「【相関図あり】ネタバレ解説『自由研究には向かない殺人』犯人と動機」)
普段、好きで観ているような”鼻ホジ作品”では決してないので、主人公目線で常に”考えながら”観なければならない。そこそこモチベーションが必要だけど、脳内に全体の構造がインプットされると、これがめちゃくちゃ楽しくなる。
主人公ピップが何かに気づいたり、推理を展開するたびに、彼女と同じタイミングで「そっか!」と閃いたり「だからこうなったのか!」と考えがまとまる。このシンクロが気持ちいい。シナリオが緻密に作られているんだとよくわかる。
この感覚は、2時間程度の映画では尺の都合でなかなか得られないと思う。主人公たちと一緒に、5時間にわたって捜査してきたからこその快感だと感じた。
ちなみに本作の原作は「3部作の1作目」とのこと。シーズン2がいつになるかは不明だけど、次の展開が楽しみになった。
いや、たぶん待てないな。続編の原作読んじゃうかもしれない。