ジャンル | アクション / コメディ / ドラマ |
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製作国 | アメリカ |
製作年 | 2024 |
公開年月日 | 2024/8/16 |
上映時間 | 127分 |
鑑賞 | アマゾンプライムビデオ |
ガワまで美味しい超A級アクション
「昔好きだった『ノッティングヒルの恋人』を最近も観たけど、もう好きじゃなかった」――みたいなセリフに、タブレットを大きく揺さぶりながら共感した。
リアルタイムの20代の頃は「これ以上の名作はない」くらいに何度も観たのに、今は1秒だって観たいと思わない。当時の甘い想い出補正も全く効きめはない。ヒュー・グラントは、今の胡散臭いジジイ役の方が好きだ。映画は変わらぬ名作でも、おれとエミリーが変わっちゃったんだよ。
長い間映画を見続けてきた今は、2周半まわってこういう映画が好き。「フォールガイ」。
謎解きも伏線もサスペンスもへったくれもない”鼻ホジアクション”。B級C級なら気になっちゃう「つじつまが…」「リアリティが…」なんて細かい雑音も、超A級ならばド派手アクションと金ジャブな大爆発で軽く吹き飛ばす。カーチェイスも格闘シーンも銃撃シーンも何もかもが必要以上に派手。そうこなくっちゃ。
個人的には、劇中で流れる懐かしの曲がツボだったな。
気分が昂る場面ではキッスやAC/DCが流れ、ゴズリングはテイラー・スウィフトを聴きながら涙し、エミリーはカラオケでフィル・コリンズの名曲を熱唱する。その前後でおっさんがアギレラをノリノリで歌ってたな。
どれも昔よく聴いていた曲ばかりだったから、ストーリーに全く関係ない場面でも、こういうのってどうしてもテンション上がっちゃうよね。監督は同年代か。
ほか、端々にちりばめられた映画ネタや、マイ・フェイバリットな「キック・アス」のデイブ(アーロン・テイラー=ジョンソン)がいけ好かない悪役で好演していたことも含めて、ド派手な本編だけでなくそれ以外の”側”の部分も美味しくいただけました。
アーロン君、ずいぶんたくましくなったなあ。
👇 気まぐれでいいので全部押して💕