| ジャンル | スリラー / ドラマ |
|---|---|
| 製作国 | アメリカ |
| 製作年 | 2024 |
| 公開年月日 | 2025/7/11 |
| 上映時間 | 97分 |
| 製作会社 | Picturestart=Picture Perfect Federation |
まるで007シリーズでも観ているような感覚
めちゃくちゃ面白かったなあ。
タイ製のオリジナルは人に勧められて4年ほど前に観た。当時も相当興奮したが、今作はもっと興奮させられたかも。比べようはないけれど。
天才がおのれの知恵でデカいことに挑戦する姿は、もちろんタイトル通り「BAD」な行いであれ、最高に気持ちいいんだよ。
裕福な同級生たちに試験で「カンニング」させることで、カネを稼ぎまくる天才女子高生のリン。そのカンニングの手口がどれも楽しい。鮮やか。
そしてどれも完璧な計画なはずなのに、必ず小さなトラブルが生じてハラハラする。さらに絶体絶命のピンチからの見事なリカバリーにスカッとする。冷血な殺人鬼も正体不明な怪物も出てこないのにめちゃくちゃ怖い。手に汗握る。冷や汗が熱い。エンタメ。
こうしたカンニングの手口をはじめとして、大筋の部分はほぼオリジナルに忠実だったよね。小手調べの”消しゴム方式”から、一度に複数人を救った(?)“ピアノ・レッスン方式”(これは面白かった)を経て、”時差”も超える大規模計画に発展していく。よ~く覚えてるよ。
(オリジナルはたしか国境も超えてたね)
もちろん、タイトル通り「BAD」な行いではあるんだけど(ニ度目)、たった一人のJKが、知恵と度胸だけでここまで壮大な計画を成し遂げようと奮闘する姿は何にせよめちゃくちゃアツイ。途中からはテーマが「カンニング」であることを忘れて、まるで007シリーズでも観ているような感覚になった。タイトル通り「BAD」な行いなんだけど(三度目)、拳を握りながら応援していた。
いやね、ラストが少し違うくらいで、はっきり言ってストーリーと全体の構成はオリジナルとほぼ同じなんだよ。しかも、観たのがそんなに昔ではないから、割と記憶にも残ってた。「ニ度観た」と言っても過言ではないのに、同じくらい興奮した。
これはオリジナルの骨組みが天才的だった……ということに他ならないんじゃないかなと思う。骨組みが不動だから、もはや誰が演出したって正解になる。オリジナルも本作もどちらも正解。合格。
これって、リンの解答をカンニングして試験をパスした裕福な同級生たちと似てないか?
……的な、なんかウマイこと言えないかな、なんて思ったけど、ちょっと違う気がしたのでやめとく。だって、これに関しては絶対に「BAD」ではないから。
とにかく誰にでもおすすめできる、非常にGOODジーニアスなリメイクでした。
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