遺書(ブログ)

中田翔の『パーフェクトヒューマン』について

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もしも自分がプロ野球選手だったら、登場曲を何にするか。

野球好き少年だったら一度は考えたことがあるんじゃないだろうか。

やっぱり、これから打席に入る(マウンドに立つ)わけだから、自らの気分がブチ上がる曲であることは第一条件だと思うが、プロ野球がエンターテイメントである限り、同時にファンが盛り上がる曲であることがベストだと思う。

こうした視点で見た場合、最強は中田翔(チャンス時)の『パーフェクトヒューマン』だろう。
瞬時に魂を沸騰させてくれるような曲調もさることながら、「ナカタ!」を連呼するサビで球場が一体となる感じは、他ではまず見たことがない。

「ここで絶対決めてくれよ!」というファンの魂の叫びが込められた「ナカタ!ナカタ、ナカタ!」を背負って、全身から真っ赤なオーラを発しながらゆっくり打席に向かう中田翔。
思い浮かべただけで鳥肌が立つ。

ファイターズ以外はよく知らないが、これぞまさしく理想形の登場曲だろう。
オリエンタルラジオは好きでも嫌いでもないが、この曲を生み出してくれただけで心の底から感謝する。

清宮幸太郎の『スターウォーズのテーマ』も素晴らしい。

あの「これから凄いことが始まるぞ……」というワクワク感は、決しておれ世代特有というわけではないだろう。
壮大なオーケストラに乗って、左打席でルーティンポーズを取る清宮は本物のジェダイに見える。

10代なりに流行りのJポップやグループ系アイドルの曲を選びそうなものだが、これほど(おれにとって)ドンズバな曲をセレクトしてくれた英断に感謝したい。

野球漬けで音楽をあまり聴かない清宮が悩んだ末、大好きな映画のテーマ曲を採用しただけとのことらしいが、彼がモノノフでなくて本当によかった。

大田泰示のボンジョビ『It’s My Life』にも燃える。

強靭な大田のキャラクターに、ジョン・ボンジョビの熱いボーカルがマッチして、曲が流れ出した途端に球場全体の温度が上がる。
この奇跡の選曲にも感謝したいところだが、平成生まれの大田がなぜこの曲を選んでくれたのだろう。

もしもなかやまきんに君の影響だとしたら、彼に足を向けて寝られないな……。調査を続行しよう。

さて。
ファイターズ選手の登場曲で気に入っているのはこんなところかな。

誤解を恐れずにオッサンをさらけ出すと、個人的にはヒップホップとバラード曲はどうも受け付けない。選手自身が好きで、気分がアガるなら文句をつけるつもりはないが、こっちはなんかこう、盛り上がらないんだよなぁ。

これはおれ個人の感覚なのでサラッと流してくれていいのだが、登場曲というのは試合を盛り上げる上で意外と重要な要素だ。
“選手のファイバリット”というだけでなく、フロントも一体となって考えてみてはどうだろうか。

と、2~3人にしか読まれていないブログで訴えてみる。

ちなみに。
おれがプロ野球選手だったら、登場曲は浜田省吾『家路』のサビ部分(5:15~)だということは、フロントに何を言われても譲る気はない。

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