プロ野球がシーズンインということで、今日からパ・リーグTVに加入した。
実は2017年のシーズン中もパ・リーグTVを利用していたんだが、昨年2018年にDAZN(ダゾーン)がプロ野球中継に参入したということで1シーズン分乗り換えていた。
パ・リーグTVには特に不満はなかったんだが、メジャーリーグや他のスポーツも観られるというコンテンツ面のメリットと、交流戦シーズンも追加料金無しで観られるというコスト面でのメリット(パTVは交流戦を観るのに追加料金がかかる)、そして真新しさから1シーズン試してみようということになった。
結論から言うと、個人的には「大いに不満」だった。
まずは、あまりに大きすぎるタイムラグ。
きっとユーザーの環境の違いもあるのだろうが、地デジ放送と比較すると最大約1分ほどの遅れが生じていた。
パ・リーグTVも多少のラグは感じていたが、せいぜい1投球分くらいだったと思う。
「1分」となると下手すればホームランを打って1周回ってこられる。ここまで来ると「ライブ中継」の粋からギリギリ外れている気がする。
それから、見逃し配信のユーザビリティもパ・リーグTVに大きく劣る。
普通に生活していればどうしても生で試合を見られない日もあるので、そんな人にとっては見逃し配信はとても重要な要素だ。
おれなんかは試合を観られなかった日は、あとでスポナビで経過をチェックしながら「おお、4回表に大田がホームラン打ったのか」なんてつぶやきながらその場面をチェックしたいタイプなんだが、DAZNの見逃し配信には全放送約4~5時間の長いシークバーがあるのみで、目当ての場面を探すのに本当に苦労した。
その点、パ・リーグTVは試合後「イニング動画」という形でまとめてくれるので、簡単に“大田泰示のホームラン”に行きつけるのだ。
DAZNは野球だけに特化しているわけじゃないので仕方ないとは思うが、野球を本命としているおれとしては、基幹に近い部分が欠けているとしか言いようがない。
見逃し配信に関してはさらに不満がある。
DAZNは配信期間が短い。
時々「1ヶ月前のあの試合のあの場面をもう一度観たいなぁ」と思う時があるのだが、そう思ったときにはもう遅い。試合後ほんの数日で観られなくなってしまう(調べたらアーカイブ期間は“1週間”だそうだ)。
その点においてはパ・リーグTVはレベルが違う。
これまで配信してきた試合は全てアーカイブされていて、なんと2012年4月1日の開幕戦まで遡ることができる。
これは他の配信サービスには決して真似できない、どえらいストロングポイントだと思う。
たとえば大谷翔平の初登板の試合なんかも、いつでもどこでも容易に振り返れるのだ。
生配信を主体としたDAZNと、アーカイブを主体としたパ・リーグTVの違いといえばそれまでなんだが、ここに大きなメリットを見出すファンは決して少なくないはずだ。
とまあ、以上の理由から、今年は圧倒的な気持ちでパ・リーグTVに戻る決断ができた。
それも2018年シーズン丸々DAZNを利用してみたからこそである。
今までありがとうDAZN、
そして、ただいま!パ・リーグTV
念の為断っておくが、これはあくまで、いち「日本ハムファイターズファン」であるおれ個人の結論だ。
個人の視点で相当DAZNを貶めているようだが、他の人ならば当然DAZNのメリットは大いにある。
●パ・リーグ6球団だけでなくセ・リーグ5球団(巨人以外)が観られる。
●野球以外のスポーツも充実(Jリーグ、海外サッカー、F1、テニス、ゴルフ、自転車などなど何でもアリ)。
●インターネット対応テレビでも観られる。
以上からわかる通り、「パ・リーグTV」はあくまで、「パ・リーグファン」というスポーツ全体から見ると極めて狭い層に向けたコンテンツであり、それ以外の人にとってはDAZNは十分におすすめだ。
え?
いや、決してフォローじゃない。
さて、今日はパ・リーグTVで「キャンプ練習中継」が生配信されていたので、早速覗いてみた。
練習風景は、さすがに固定カメラで見るもんじゃないことがわかった。