F 1 2 2 - 5
C 1 1 0 2
F 金子
C 床田-高橋
降雨コールド ノーゲーム
大雨の中でプレイボールがコールされ、2度の中断のすえ降雨ノーゲームになった試合。
強い雨のせいなのか、カープ先発・床田寛樹、ファイターズ先発・金子弌大ともに制球が悪く、初回から点の取り合いという展開。
1回表は、二塁打で出た好調の3番渡邉諒を、4番近藤健介が左中間を割る華麗な二塁打で続き、見事先取点。ところがその裏、カープ先頭の野間峻祥に安打で出塁され3番坂倉将吾が勝負強くタイムリー。あっという間に追いつかれる。C1-1F。
しかし2回表にはファイターズが2点勝ち越す。R.ロドリゲスの執念の内野安打と石井一成による連続ヒットから(ここで雨による中断41分を挟み)、清水優心がいい当たりのゲッツーに打ち取られるも、投手金子がしぶとくボール球を見極め四球出塁、続く淺間大基が貴重な勝ち越しタイムリーを放つ。2アウト後もカープ先発床田はピリッとせず髙濱祐仁に四球、満塁にしてワイルドピッチでさらに1点。C1-3F。
自らの活躍(1四球1得点)などもあり3点の援護をもらった金子だったが、こちらも変わらずピリッとしない。2回裏先頭の林晃汰に右中間を破られ、続く小園海斗には初球(これも甘い)を叩かれる。ノーアウト2塁3塁と絶体絶命のピンチに陥るが、カープ打線の拙攻などにより、犠牲フライの1点で免れる。C2-3F。
3回表、ファイターズは三たび先頭の大田泰示が出塁しチャンスを作る。R.ロドリゲスがゲッツー崩れで1死となるが、続く石井がレフト線を破って1アウト2塁3塁とする。しかし続く清水が空振り三振に斬って取られ2アウト。打席に投手金子ということで万事休すかと思われたが、その金子が床田の8球目を強打。打球は見事左中間を破り、なんと殊勲の2点タイムリー二塁打。C2-5F。
3回裏は気をよくした金子が見事打者「3人」で打ち取り(1安打1併殺)、両軍初の0点イニングを作る。
4回表に入り、先頭の髙濱祐仁が倒れ渡邊諒が四球で出塁、1アウト1塁4番近藤というところで激しい雨により2度目の中断。
3回で3点リードの上に、この回も1アウト1塁のチャンス。「今日は勝てるぞ!」と拳を握り締めて試合の再開を待っていたが、約5分後にはあっさりとノーゲームが宣告されてしまった。
4回ながら3点リードと有利な展開が消えただけでなく、金子弌大の通算130勝目、投手金子の2点タイムリー、近藤健介と淺間大基の打点、石井一成の2安打など、今後の弾みになりそうな数々のポジティブ記録もすべて消え去った。
記録には残らない試合になっだけに、微力ながら、いつもより詳細な記述で試合展開をここに残しておく。