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「真実の行方」 (1996)/「どんでん返し映画」と知っていても面白い

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「どんでん返し映画」によく名前が上がるので、「きっと、そういうことと思わせて、実際はこういうことなんだろうなあ」という穿った目線で観ていたら、本当にそういう結末だった。

ただ決して「ありきたりな映画」と言いたいわけではなく、そこに至るまでのシナリオ・描写が素晴らしかった。自分なりの「どんでん返し仮説」を思い浮かべながらも「あれ?違ったかな」「おっ、やっぱりそうか」「え?そうくる?」と何度も揺さぶってくる。穿った見方さえしなければ、騙されていたと思う。

観る者に何かを投げかけるラストシーンもよかった。

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