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架空OL日記 (2020)/ドラマ版以上でも以下でもない

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バカリズムは大ファンで、ドラマも観た上での鑑賞。映画版とはいえドラマ「架空OL日記」以上でも以下でもなかった。

バカリズムファンからすれば「それがいいのだ!」とバカ褒めしたいところだが、100分を超える「映画」となると、ドラマと同じノリではさすがに退屈だった。

良くも悪くも何も事件は起こらず、全員にバカリズムが乗り移ったようなギャグセンの高いOLグループの濃キャラの面々が、「OLあるある」を散りばめたミニコントを繰り広げる。それが100分。

もちろん面白いのだが、これなら5~10分で設定を変えて何本も観られる「バカリズムライブ」の方が絶対に面白い。

主人公の「私」を男性であるバカリズムが演じているという違和感がスパイスとなっているが、もしも主人公が普通の女優さんだったら、いくらコントが面白かろうと、作品としてはとても成り立たなかったと思う。

原作を知る人やドラマを観ている人には、このスパイスさえあれば「何も起きない」は帳消しにできるだろうが、純粋に「映画」を期待した人には辛かったのではなかろうか。

そうでもない?

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