原作未読だが、「元不良少年がタイムリープを繰り返して、死んだ元彼女を救うために運命を変える」という、「バタフライ・エフェクト」と「クローズ ZERO」を足したような設定が気になってTSUTAYA新作鑑賞。
タイムリープものは好きでよく見る方だが、この作品のタイムリープの仕組みと現代へ影響するルールがよくわからなくて、ここでかなり引っかかってしまった。
「握手でタイムリープ」はまあマンガだからいいとして、タイムリープしている間は抜け殻? とか、唯一影響を受けない現代のナオトは何者?(どういう人生を送ってきた?) とか、首のタトゥが消えるなら、じゃあビルから飛び降りた現代のアッくんは生き返って美容師に変わったの? とか。
原作を読んでいる人は理解しているのか。それとも「マンガ原作なんだからそこまで深く考えてくれるな」ということなのか。
ならばそこは目をつむるとして、物語はどうだったかというと、タイムリープならではのヒネリも薄くカタルシスもなかった。「バタフライエフェクト」の要素としてはレベルが低く、結局はケンカシーンばかりの「クローズZERO」の煎じ茶だった。
いずれにせよ、マンガ人気とイケメン俳優たちの人気を借りただけの「実写化する必要のない実写映画」だということはわかった。いや、この作品に限ったことではなく、今の日本映画はみんなそうだし、それである程度の収益を上げているんだから、別に文句はない。
原作も知らないくせに、興味を持って観てしまったおれが悪かった。