おれたちの伊藤大海が初勝利
17安打11得点の大勝。猛打賞は3人(アルカンタラ・近藤・渡邉)、マルチヒットも3人(石井・松本剛・ヌニエス)と、とにかく打者がよく打ったので、ファイターズファンとしては終始機嫌よく観ていられる試合だった。
先発の伊藤大海は毎回のように先頭ランナーを出すなど絶好調とはいえなかったようだが、味方の大量得点に守られて楽々今季初勝利。伊藤はここまで好投(粘投)しても報われない登板が続いていたので、たまにはこういう試合もあっていい。
見所満載、というか見所過多
基本ずっと興奮し続けていたが、興奮したシーンをシーン単位で無理やり書き出すとこんなことになる。
- 1回裏、1失点からなおもピンチでマーティンから豪快な空振りを奪った伊藤大海のチェンジアップ
- 2回表、近藤健介の外角シンカー流し打ち
- 2回裏、郡拓也のフェンスを恐れぬファールフライキャッチ
- 4回表、シンカーを強引に引っ張って一二塁間を割る大明神
- 4回表、直前の淺間犠牲バント失敗を救うヌニエスの勝ち越しポテンタイムリー
- 5回表、先頭渡邉諒→アルカンタラの連打
- 5回表、野村佑希の100点満点犠牲フライ
- 5回表、マリーンズ守備を崩壊させた石井一成のスクイズ
- 5回表、大明神の神ポテン
- 5回表、ヌニエス、レフト線ツーベースで2打席連続タイムリー
- 6回表、アルカンタラのバックスクリーンHR
- 7回表、2アウトランナーなしから6連続出塁(4安打)でダメ押しビッグイニング
- 8回表、サイクルヒットがかかって鼻息の荒い渡邉諒の豪快な三振
- 8回裏、松本剛の神がかった横っ飛びダイビングキャッチ
やや大明神寄りなのは許してほしい。これは試合展開の箇条書きじゃなくて、今日の試合で個人的に興奮したポイント”だけ”を抜き出している。
開幕して17試合。この「備忘録」では個人的に印象的だったシーンをピックアップして書き遺しているが、いつもはせいぜい1~2点。なかには1点も見つけることさえ難しい試合もあった。
それが今日はこの有様である。ケタ違いに多すぎて、もはや書き遺す気にもなれない。
「おいおい、ちょっとは他の試合にも取っといてくれよ……」
と、ビール片手に真っ赤な顔をしながらニヤけるばかりのおれなのである。
明日は「佐々木朗希に手も足も出なかった。以上」とならないよう祈る。以上。