ジャンル | ホラー / サスペンス・ミステリー / ドラマ |
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製作国 | イギリス=アイルランド |
製作年 | 2017 |
公開年月日 | 2018/3/3 |
上映時間 | 121分 |
鑑賞 | アマゾンプライム |
クレイジー
数年前ヨルゴス・ランティモス監督の「女王陛下のお気に入り」を鑑賞してものすごく刺さった、という流れですぐさま有料サブスクした作品。
当時の感想では「なんじゃこりゃー」だったんだが、「哀れなるものたち」劇場鑑賞を前に、復習(予習?)でもう一度だけ観ておこうと思い再鑑賞した(現在はアマプラ無料だった)。
難解映画を一度観て、時間を置いてもう一度観ると感想がガラッと変わる、なんてことはよくある。で、
「なんじゃこりゃー」だった。やっぱり。
終始スクリーン内に充満する気味の悪い空気づくりはさすがのヨルゴス印なんだが、設定が取ってつけたようなあまりに理不尽なもので、どうにもついていけなかった。
自分のミスで人を殺してしまって、その息子に「家族の一人を殺さないと全員死ぬ」呪いをかけられる……なんてシチュエーション、ある?
主人公は最終的に「並ばせた家族を目隠しして撃つ」という方法を選ぶんだが、これが正解なのか。だから何だっつーのか。
(「とても選べない」ということが言いたかったのなら、「ま、そりゃそうだ」としか言えない)
天才ランティモス監督のことだから、凡人には見えない深いメタファーを表現しているんだろうが、もう少しだけでいいので偏差値を下げてほしい、というのが凡人映画ファンの願いです。
再鑑賞した収穫は、マーティンの母親を演じていたのがアリシア・シルバーストーンだと気づけたこと。
エアロスミス「クレイジー」のMVで好きだった。YouTubeで久しぶりに観る。