ジャンル | ホラー / サスペンス・ミステリー / スリラー |
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製作国 | アメリカ |
製作年 | 2018 |
公開年月日 | 2018/9/21 |
上映時間 | 96分 |
鑑賞 | アマゾンプライム |
勇者アイリーンが魔王を倒すドラクエ
この作品を2度観る人はあまりいないと思うが、アマプラ新作に上がってきた「死霊館のシスター 呪いの秘密」を観るために、復習で2度目の鑑賞。
不思議なことに、以前観た際はまったく「面白かった」と思った記憶がないのに、今回の感想は「面白かった」!
おのれの記憶力の悪さが味方してか、2度目でも素直にドキドキワクワクできた。「たしか余計なジャンプスケアが多かったな」という印象だけは残っていたので、前回よりもかなり冷静に物語を追えたというのも大きい。
いわゆるホラーとして観ると少し物足りないものがあったが、「古城に宿るバケモノを退治する」アドベンチャーものとして観ると、まったく違う味わいで楽しめた。
古城を改築した修道院。
謎の鍵。地下通路。地獄の扉。
法王に遣わされた仲間。ベテラン神父。勇敢だけが取り柄の若者。
邪悪な力とか呪いとか儀式とか封印とか。
冷静に見ると、勇者アイリーンが魔王ヴァラクを倒すドラクエだ。
こんな見方をすると、ラスボス決戦前の「終生誓願の儀式」(見習い→一人前のシスターになる儀式)のシーンはテンションがブチ上がる。ドラクエ風にいえば、アイリーンが覚悟を決めて真の勇者へとクラスチェンジする。
このとき密かにアイリーンへ恋心を寄せる仲間が言う。
「本物のシスターになってくれよ。寂しいけど」
そんなちょっと切ないセリフも、なんかRPG風だ。
そして、謎の鍵を使って最強の武器(聖なるレリック)を手にした勇者アイリーンは、魔王退治へと向かうのだった……。
主演のタイッサ・ファーミガが役柄にピッタリだったね。清楚で上品で愛嬌があって、それでいて勇敢で気持ちが強い。
続編も彼女が主演続投とのことで、ますます観たくなった。復習して本当によかった。