遺書(ブログ)

ボーはおそれている

投稿日:

ジャンルサスペンス・ミステリー / スリラー / ドラマ
製作国アメリカ
製作年2023
公開年月日2024/2/16
上映時間179分
鑑賞109シネマズ川崎

タイトルに偽りなし

まずは結構な割合の人が一番目にくるだろう感想を素直に白状する。
……「長い」。

しかも運が悪いことに、隣席の年配の方が無意識に”つぶいちゃう”タイプの方だったので、そのたび集中力を切らされた。超小声ではあるものの「どういうこと?」とか「そうなる?」とか「なんだ今の」とか。
注意しようとも思ったが、注意するほど頻繁でもないという絶妙さ(忘れたころにくる)で困った。

さておき。

内容はタイトルに偽りなし。
3時間の長尺の中のほとんどの時間で、本当に「主人公ボーが恐れている」という映画。
恐がって、困って、痛がって、絶叫して、泣いているだけ。

「だけ」なんて言っちゃうと制作陣に失礼だが(もちろんそんなことはない!)、前述のように集中力が万全ではない自分には、「だけ」の裏に潜む意味や暗喩を読み取る段階まではとてもいけなかった。

すなわち現段階では「長い」が素直な感想だった。ごめんなさい。
時計を何度も見た。

大きく「ボーのアパート編」「医師ロジャー宅編」「野外劇団編」「実家編」の4パートに分かれているのかな?
「ボーのアパート編」「医師ロジャー宅編」まではどんどん謎が増えていきつつ、ちょっとでもバランスを崩せば何かが起きてしまいそうな危うさにワクワクしたが、「野外劇団編」あたりから「あっ、ちょっとついていけないかも」と尻込みし始めていた。

「実家編」で、エレインと再会して流れるように○○して硬直死した頃には、おれもまたすっかり硬直しきっていた。もはや「ただ観てるだけー」状態。
(「ママは生きていた!」というベタな展開にはなぜかホッとした)

だから、天井裏でアイツが出てきてもなんとも思わなかったし、意味不明なボート裁判も無表情で見ていた。
数日経ってから、映画系YouTuberの考察動画で補完しようと心に決めながら、シーンだけを「映像記憶」しておくことだけに専念した。

最後スタッフロール時(無音)、
「えっ、これで終わり?」
と、隣席の年配の方が超小声でつぶやいているのが聞こえてきた。
これが、多くの観客の素直な気持ちを表していると思う。

にほんブログ村 映画ブログへにほんブログ村 映画ブログ 映画備忘録へ 全般ランキング

-遺書(ブログ)
-

Copyright© R50(仮)-アールフィフティカッコカリ- , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.