ジャンル | SF / ホラー |
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製作国 | アメリカ |
製作年 | 2019 |
公開年月日 | 未公開 |
上映時間 | 97分 |
鑑賞 | アマゾンプライム |
まんまと最後まで見せられた
制作年度を何度も確認してしまうくらい、良くも悪くも古臭いホラーコメディだった。良く言えば「懐かしい」。80年代によく見かけたような作風。
スプラッターのクオリティは「エイリアン」クラスだけど、造形は「グレムリン」っぽい。全体のノリは「ゴーストバスターズ」的なドタバタ劇。
50代のおじさん(=自分)ならば「懐かしいなあ」なんつって目を細めながら観ていられたが、凝りに凝った現代ホラーを見慣れている若い人たちが観たらどうなんだろう。
調べてないけど、監督はきっと同年代だな。
いや、ダメじゃない。個人的には面白かった。
ストーリーならびに設定は、ホラー映画好きな中学生が思いつきそうな内容だった。恥ずかしげもなく連発するご都合展開もむしろ清々しいレベル。
シナリオについてはほぼ褒めるところはないが、そんなことは全く気にならないくらいに、とにかくテンポが良かった。
観始めて、「ふむふむ、ん? おおっ、うへえ!」なんて言ってる間に、散らかった展開が一気に収束して終わっていた。まんまと最後まで見せられた。
振り返ると、主演の2人のキャラクターがよかったのかな。ドジで危なっかしくて、「このノリの映画で死ぬわけがない」とわかっていても応援したくなる。
「めちゃくちゃ面白いホラー映画だった!」とはいいがたいが、ちゃんと楽しく観られたし鑑賞後の気分はよかった。3.0点。
ところで。
エンドロール後に続編を匂わせるようなオマケ映像が流れるけど、これ絶対やらないでしょ(笑)