ジャンル | アクション / サスペンス・ミステリー |
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製作国 | アメリカ フランス |
製作年 | 2011 |
公開年月日 | 2012/9/1 |
上映時間 | 108分 |
鑑賞 | Hulu |
「レオン」「ニキータ」と比較されてしまうのが気の毒な逸品
あらすじと完璧なネタバレはたった1行で事足りる。
「目の前で親を殺された女の子が、成長して殺し屋になって復讐を遂げる話」。
以上。
本当に本当にこれ以外ない。ヒネリもまったくない。
全ての映画にサスペンス要素や意外な展開を求めている人には、確実に低評価がつく作品だと思う。
しかし、自分のような「美女スパコロもの」(スパイ・殺し屋もの/オリジナル造語)愛好家にとっては、はっきり言って極上の逸品だった。おれはなぜ今までこの作品をスルーし続けてきたんだ。
「美女スパコロもの」愛好家は、特別な訓練を受けた美女が、その圧倒的な能力を駆使して悪人どもをバッタバッタと始末していく様子に熱くなる。
したがって、この手のジャンルで重要視しているのは、(腕力ではない)女性ならではの美しいアクションと、彼女が最後の敵を倒した瞬間に感じるカタルシスの大きさだ。
これさえあれば100点満点。ストーリーなどフォーマットでしかないのだ。
そういった意味では、主演ゾーイ・サルダナのアクションは満点に近いし(特に序盤、警察署内での殺しミッションは秀逸)、単身で敵組織に乗り込んで憎っくき大ボスを追い込んでいく展開はゾクゾクした(ロケット弾でのド派手な宣戦布告には思わず歓声)。
リュック・ベッソンが関わっているばかりに「レオン」「ニキータ」と比較されてしまうのが、つくづく気の毒。
その2作はアクション映画史を飾るほどの名作であって、そんな怪物と比べてツッコミどころばかり並べていたらもったいない。(「LUCY」も好きだぞ!)
「コロンビアーナ」も、美女スパコロ映画としては十分に一級品だと断言する。