ジャンル | SF / アクション / 冒険 / バイオレンス |
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製作国 | アメリカ |
製作年 | 2024 |
公開年月日 | 2024/5/31 |
上映時間 | 148分 |
鑑賞 | 109シネマズ川崎(IMAX) |
もうフュリオサ主役でシリーズ化していけばいいじゃん!
エンドロールに入ったとき、ついつぶやいてしまった(超小声で)。
「つ、つながった……」。
結構いるんじゃないかな。同じ人。
それは置いといて。
期待通りだった。面白かった。
1年くらい前だったかな、「来年(2024年)公開決定!」の報を聞いて、ワクワクしながら待った甲斐があった。
(おれの記憶が正しければ「2024年内」から突然「5月公開」に変わったよね)
前作が、暴力が支配するあの世界での”ある3日間”、”ある事件”を切り取った物語だったのに対し、今作は主人公フュリオサが幼少期からイモータン・ジョーの組織でのし上がっていくまでの”15年間”を描いた壮大なドラマになっていた。
したがって、今作ではあの恐ろしいシタデル軍団が基本「味方」っていうのが興味深かった。
やっぱりイモータン・ジョーはシタデルを支配しているだけのことはあったんだな、とか、
ジョーの息子たちはやっぱりクズだけど憎めないな、とか
ウォーボーイズって狂信的なだけの素直な奴ばかりじゃん、とか
配下には、骨のある奴らもいたんだな、とか。
なんなら人食い男爵とか武器将軍とか、前作ではあんなにキモかった連中がちょっとカッコよく見えたもんな。
視点が変わったことで、物語世界の見え方も変わったのが新鮮だった。
当然だけど、アクションシーンもすごかったね。
ド迫力戦闘シーンは数えきれないほどあったんだけど、一番印象に残っているのは、ウォータンクがディメンタス将軍の大軍団に襲われるシーン。ここで、それまでずっと無言を貫き通してきたフュリオサが大覚醒する。熱かった!
別の場面だが、「美女スパコロもの」(スパイ・殺し屋もの/造語)マニアとしては、バレット・ファームでの”スナイパー・フュリオサ”もゾクゾクした。
この世界の主人公であるマックスは登場しないが(ファンサービス的には一瞬映る)、ちょっと乱暴な言い方をすると「もうフュリオサ主役でシリーズ化していけばいいじゃん!」という”マックス不要論”さえ頭をよぎるほど満足した。
冒頭で書いた通り「つ、つながった……」ので、見事なほど前作とのつなぎ目はない。なので、フュリオサの続編があるとしたら、前作「怒りのデス・ロード」後の活躍ってことになるのかな。本当に期待している。もちろん主演はアニャで!
ということで、ミラー監督長生きしてね。