ジャンル | ホラー/ミステリー |
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製作国 | アメリカ |
製作年 | 2020 |
公開年月日 | 2020/10/23配信開始 |
上映時間 | 90分 |
鑑賞 | アマゾンプライムビデオ |
シドニー・スウィーニーの”顔レパートリー”を堪能
アマプラを眺めていてジャケに惹かれる作品が、ことごとく主演に「シドニー・スウィーニー」の名が入っているもんでwikiってみたら、唯一観たのが「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」のみだった。出てたんだ、記憶にないなあ。あれ女の子たくさん出てたし。「マダム・ウェブ」はまだ観てない。
どうやら人気急上昇女優っぽいので、まずはアマプラ限定の「ノクターン」から鑑賞してみることにした。
作品は、イメージ通りずっと嫌な気持ちで展開する胸糞ホラーだった。誉め言葉。
主人公含め登場人物が全員イヤな奴らで、最初から最後までずっと不穏な空気が流れている。贔屓の野球チームが勝って上機嫌だったのに、この作品のせいでけっこう負の方へ引っ張り込まれた。要注意。
物語は「ブラック・スワン」音楽学校(高校)版といったところかな。他の方もきっと誰か言ってるでしょう。
「いい演奏をしたい」「メインを張りたい」「いい大学にスカウトされたい」「ボーイフレンドを奪いたい」。嫉妬とマウントと嘲笑いと裏切りにまみれたドロドロな高校生活。しかもこれはホラーなので、ここに悪魔やら呪いやらが組み合わさってくるんだからさらに気色悪い。大好き。
イヤな連中がちゃんとイヤな目に遭うのが楽しい。主人公も例外じゃない。悪趣味は自覚しているが、これがフィクションの醍醐味だよね。
シドニー・スウィーニーが本当にイイ!
顔立ちはハッキリ言って地味(個人の感想)なのに、「誰が見ても美人」である双子の姉役よりもずっと華があった。
無垢な顔、誠実な顔、知的な顔から、不安顔、情緒がどこかイッちゃってる泣き顔、怒り狂った悪魔のような形相まで、この若さで全部持ってる。たしかにホラーとかサスペンスなどと相性がよさそうだ。見つけたぞ、こりゃ売れる!(既に売れてる)
中盤くらいでオチは見えたが、その分、この胸糞悪い感覚と、シドニー・スウィーニーの”顔レパートリー”を存分に堪能できた。気分は落ちたけど、結構いい時間だったな。シドニーをもっと観たいと思った。
次は「リアリティ」(サスペンス)にしようか、「恋するプリテンダー」(ラブコメ)にするか、さすがの振れ幅に迷っちゃうね。
「マダム・ウェブ」はまだ観ない。