ジャンル | SF / アクション / コメディ / 冒険 |
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製作国 | アメリカ |
製作年 | 2018 |
公開年月日 | 2018/6/1 |
上映時間 | 120分 |
鑑賞 | アマゾンプライムビデオ |
ケーブルが渋い
「デッドプール」のエンドロールが全部流れて1分後に再生した。前作は2度目だったがこちらは初鑑賞。即座に続編を観たくて躊躇なく課金。こちらも面白かった!
下品でゴアくて、ノリが良くて楽しくて、めちゃくちゃカッコいいアクションは前作そのままに、不謹慎サプライズが前作を上回っていた。
特にあの場面。あそこはサプライズが過ぎて”くちポカーン”だったな。
デッドプール(=ウェイド)が仲間を募って結成した「Xフォース」の面々が、航空機からのパラシュート降下で(ほぼ)全滅するシーン。
「Xフォース」メンバーの個性を、面談からしっかり尺を取って紹介。みんなそれぞれ魅力的なキャラで「戦いではどんな活躍を見せてくれるんだろう」なんて期待させておきながら、次の場面で(ほぼ)全員即死。しかも、あまりに惨たらしいゴアな死に方。グロ慣れしている自分でも顔をしかめてしまった。最高。
人が死ぬシーンで笑いを取ろうとするこの不謹慎さ。ほんと期待を裏切って期待を裏切らない。これ、脚本は前作と同じなのかな。調べりゃいいのか。調べた。同じだった。さすがの品質保持力っす。
今回のヴィランのケーブル(ジョシュ・ブローリン)がめちゃくちゃカッコよかった。光る片目、漆黒のバトルスーツ、デカい銃火器に骨太なガタイ。絵に描いたような老戦士といういで立ち。中盤からジャガーノートという共通の敵が現れたことで、デッドプールと仲間になる。
「サイボーグの片腕は古い」
「ダサいウエストポーチ」
「この人種差別者!」
「うるさいぞサノス!」(昭和オヤジにとっては「グーニーズ」の兄貴)
ウェイドによる度重なる理不尽なイジリにも、感情的にはならず、呆れたようにスルーする。渋い。
その他の面々にも平等に見せ場があったのが良かった。
ダークサイドに落ちかける14歳の少年ラッセル(可愛い)。
「強運」というスーパーパワーを持つドミノ(ある意味最強)。
もちろん前作から引き続いてコロッセオ(「汚い手を使うぞ!」)。
ギャグセンの高い親友ウィーゼル(「Xフォース」の面接官)。
そしてタクシー運転手のドーピンダーもついに悪を初”成敗”した。
ウォーヘッドと新登場ユキオ(忽那汐里)はちょい影が薄かったか。
あれだけ軽薄で不真面目なデッドプールも、なぜか今回は熱い一面が見られる。ラストはベタながら不覚にも泣きかけたね。ケーブルの最後の決断も粋だった。
エンドロールでは怒涛の展開なんだけど、口がないウェイドのカットはちょっとよくわからなかった。「X-MEN」シリーズを通して観てる人にしかわからないネタかもしれない。
(ライアン・レイノルズが「グリーンランタン」の過去を消したがっているのはわかった)
それでも、明日までの予習復習はここまで。「X-MEN」シリーズ他作品はほとんど観てないけど、きっと問題ないよね。
「デッドプール&ウルヴァリン」行ってきます!