ジャンル | ドラマ |
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製作国 | アメリカ |
製作年 | 1985 |
公開年月日 | 1985/12/7 |
上映時間 | 114分 |
鑑賞 | アマゾンプライムビデオ |
映画ではなく記憶そのもの
確実に思い出補正が作用しているのは自覚しているが、最高だった。特に終盤、スロースがチャンクとともに登場するシーンは「きたあーー!」ってつい手を叩いちゃうね。
劇場公開時も含め、当時度重なったTV放映やビデオレンタルと何度も観てきた記憶はあるけれど、今回はおそらくウン十年ぶりの鑑賞。それでも憶えてるもんだね。
マイキーの家の彫刻の一部分(×××)が欠けちゃうところや、
マウスのでたらめスペイン語通訳、
兄貴が小さな子供用自転車を一生懸命に漕いでいるシーン、
チャンクが冷凍庫に死体と置いていかれるシーン、
数々のトラップや井戸のコイン、
暗闇のファーストキス、歯の強制ブリッジのくだり、
データの珍発明品の大活躍、
天然のウォータースライダーと海賊船、
「片目のジャック」の片目の秘密、
ついにフレッテリー一家に捕まっちゃうシーンと、
冒頭で挙げたスロースの登場シーン。
ビックリするくらい憶えてた。昨日の夕飯すら憶えてないのに、ラストシーンではマイキーと一緒に最後のセリフ「さよならウィリー、ありがとう」をハモってた。
まあ、昔の作品だよね。少年少女グループが冒険をして成長するジュブナイルもの。ド直球で、マンガみたいなご都合展開も許されるティーン向けアドベンチャー映画ではある。「おれ向きじゃない」。今、冷静にいち映画好きオジサンの視点で観ればそうなるかもしれない。
しかしそんな風には冷静に観られないほど、細部まで記憶に深く刻まれていたし、その記憶が呼び覚まされる感覚が強烈だった。ちょっと大袈裟かな。
たぶん、主人公マイキー(を演じたショーン・アスティン)と同い年ってのも大きいと思う。あの頃は、本当に自分も一緒にグーニーズの面々と冒険した気分になっていた。映画としてじゃなく、”体験”として憶えていたのかな。そんな風に自己分析した。
面白い映画が山ほど溢れかえる現代で、初めてこれを観たら「ただの昔の映画」なんだろうけど、当時彼らとともに”冒険”した自分にとっては「記憶そのもの」に近いと言えるかもしれない。
これはさすがに大袈裟だね。笑