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アイランド

更新日:

ジャンル SF / サスペンス・ミステリー
製作国 アメリカ
製作年 2005
公開年月日 2005/7/23
上映時間 136分
鑑賞 NETFLIX

貴重な時期の初々しいスカヨハが挑むド派手SF映画

スカーレット・ヨハンソンのファン(=スカヨ派)なのに今回が初鑑賞。「近未来」「ハイテクなコロニー」といったあらすじから、「ガタカ」のような上品SFかと思ったらそんなはずはなかった。今さらながらスタッフをよく見たら、マイケル・ベイ監督じゃん。

序盤こそ清潔で地味な感じだったけど、中盤からは、ドンガラガッシャーン!ダダダダダ!ズボボボ!ボカーン!ズドーン!ドッスーーーーン!

破壊王らしいド派手アクションに様変わり。結局のところバカっぽいから、すましたシネフィルには嫌われがちだけど、こういうの大好き。よかった、バカ映画で。

スカヨハもいい!

製作年的に、まだまだ「ロスト・イン・トランスレーション」や「真珠の耳飾りの少女」の”奇跡の美少女”的なイメージから脱却しようともがいていた2005年。この時期のスカヨハは貴重。

アイドル女優的な処女性を残しながらも、激しいアクションやキスシーン、ベッドシーンに”チャレンジしている”感があった。現在の大女優の風格からは考えられない初々しさがあった。

制作時はまだ20歳だったんだね。ウディ・アレンの「マッチポイント」とほぼ同じ時期だと考えると、「こりゃ、大女優になるわ」という馬鹿みたいな感想に着地する。

物語は「クローン」をテーマにしたSFということで、「きっと、ああなって、こうなって、最後はああなるんだろうなあ」と予想がつき、実際だいたいその通りになる。

かといって面白くなかったかと言われれば、はっきり「面白かった」。

ベイ作品にご都合展開はつきものとして、SF的設定に関してはツッコミどころは少なく「近い将来、ありそうだな」と思えるリアリティはあった。作り込まれた世界観は堪能できたし、そういう意味では、ありがちな展開もいい意味で邪魔にならない。

これにスカヨハの美貌と破壊王のド派手演出が加われば、完全におれ好み。ユアン・マクレガー? 誰? いた?

頭を使いそうな高偏差値映画を装った、完全なる鼻ホジ映画だった。いい意味で。

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