ジャンル | SF / アクション / サスペンス・ミステリー |
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製作国 | アメリカ |
製作年 | 2024 |
公開年月日 | 2024/2/23 |
上映時間 | 116分 |
鑑賞 | アマゾンプライムビデオ |
個人的には「超豪華キャスト」な超大作
今このタイミングで「マーベル最大の駄作」と悪名高いこの作品を、アマプラ500円課金して観た人いる? おれです。
最近、推し女優になったシドニー・スウィーニーとエマ・ロバーツが共演している貴重な作品として、どうあっても「いつか必ず観なければ」と思っていた。そして、ついに観た。
結論、なかなか楽しめちゃった。
あまりの酷評の多さに「美点凝視」の逆バイアスがかかっちゃったかな。「ちょっと先の未来が見える」という、ささやかな特殊能力は面白くなかった? こんな地味な能力で、バリバリ武闘派のヴィランに対抗するのにどう戦うのかと思ったら、そうなるか。
ラストバトルはなかなか新鮮で、そこそこ興奮した。
なかなか、そこそこ。
決して「楽しめた!」「面白かった!」じゃない。正直「飽きずに最後まで観ていられた」、という程度の意味。
わかるよ。「ミステリーじゃない!」とか「主人公は3人を守るためにやりたい放題か!」とか「ヴィランの特殊能力が”毒”ってなんだ!」とか「銃とナイフを使えよ!」とか「その前に一般JK殺すくらいヒットマン雇えよ!」とか「指名手配中で簡単に国外に行って帰ってくるな!」とか。変なところを挙げればキリがない。特にあれは象徴的だった。
「あたし3時間いなくなるからアンタたちここを動くんじゃないよ?」
ダチョウ倶楽部JKにそんなこと言ったところで、「動けよ?」と言われているようなもんだよ。展開バレバレ。一事が万事。つまり、そういうところだよね。
でもさ、そもそもアメコミ映画ってこんなもんじゃない? コミック、マンガだと思えば、ほとんどの「?」はスルーできる。みんな大好きMCUだってそんなの膨大にあったじゃない。まあね、それでも本作は「いくらなんでもリアリティラインに気を遣わなすぎだ」とは思ったけど。
個人的には、言うまでもない。お気に入りの”不幸顔女優”シドニー・スウィーニーが、いつもの不安げな表情を終始見せてくれただけで合格点。主演のダコタ・ジョンソンも正統派美人だしね。おっ?しかも黒人の女の子は「ゴースト・バスターズ」新シリーズのラッキーだし、もう一人の可愛い子は「エイリアン:ロムルス」の妊婦の子じゃないか!
サブキャラ出演のエマロバ含めて主要人物5人がすでに顔馴染み。個人的には「超豪華キャスト」な超大作だった。たしかによくできた作品ではなかったけど、そもそもおれに観ない選択肢はなかったね。
そんなわけで、「なかなか楽しめちゃった」。