| ジャンル | SF / サスペンス・ミステリー / パニック / ドラマ |
|---|---|
| 製作国 | アメリカ |
| 製作年 | 2025 |
| 公開年月日 | 2025/8/8 |
| 上映時間 | 134分 |
| 鑑賞 | チネチッタ川崎 |
字幕版絶対推奨
“映画危機回避能力”の高い人に笑われちゃうかもしれないけど、実はね、あっちを観ちゃった。吹替え版……。
いや知らなかったんだよ。ちゃんと調べてから決めるべきだった。冒頭スカヨハの一言目を聞いた瞬間に「ああ、やっちまった」と深く後悔した。その時点では声が誰だかわかっていなかったが、確信した。ははん、また性懲りもなく”人気俳優”を起用しているなと。
あまりこの件に文字数を使いたくないので手短に言っておく。字幕を追えないキッズか松本若菜ファン以外は字幕版絶対推奨。断言。この話終わり。
さて。
作品は面白かったよ。
恐竜にあまり思い入れのない自分としては、「ジュラシック」シリーズ目下1位。大スクリーンで観たというのもあるけど、映像やCGやアクションシーンはもの凄い迫力だったし、ほぼ休憩のないピンチと回避の連続はハラハラドキドキ、素直に興奮した。「物語に深みがない」とか「キャラ造形が…」とか「ご都合展開が…」とか、粗をあげつらえばいくらでもあるんだろうけど、このシリーズってそんなの些細なことじゃなかった?
予算も規模も映像も、まぎれもなく「モンスターパニック映画」最高峰だった。天才ギャレス・エドワーズ監督のエンタメセンス最高。大満足。
特殊工作員のチームが、危険な恐竜が生息する島へ「3つのDNA(血液)」を採取するミッション――というRPG的な構造が、わかりやすくて良かった。「海」の巨大ザメ(?)モササウルス、「陸」の史上最大恐竜ティタノサウルス、「空」の巨大翼竜ケツァルコアトルス。ひとつひとつ”アイテム”をゲットするたびに「よっしゃあ!ゲットだぜ!」と心の中で歓声を上げた。血液を採取すると「ポンッ!」と空に打ちあがる「注射器ライフル」のギミックも効果的だったね。文字通り、いちいちアがる。
スカヨハ率いる特殊工作員チームのほかに、たまたま近辺をヨット航海していた家族も巻き込んで、最後の最後まで途切れることなく楽しめた。これは観た人なら全員わかってくれると思うけど、「最初は(生理的に)大嫌いだったアイツを、最後にはなぜかみんな大好きになっている」という仕掛けも粋だよね。
「深みがない」「キャラが薄い」「ご都合展開」は同意。それでもそんな些細なことは圧倒的なエンタメ量で押し流してくれるような、楽しい”鼻ほじモンパニムービー”だった。
今回の推しサウルスはもちろん「スカヨハサウルス」。字幕版絶対推奨。
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