| ジャンル | ホラー/サスペンス/SF |
|---|---|
| 製作国 | アメリカ |
| 製作年 | 2024 |
| 配信年月日 | 2024/10/30(NETFLIX限定配信) |
| 上映時間 | 91分 |
| 鑑賞 | NETFLIX |
設定は「ハロウィン・キラー」とほぼ同じ
小さな町で、実姉を含め4人の高校生が謎の殺人鬼に惨殺されたという事件が起きた20年前にタイムリープしてしまった主人公。殺される前の姉と協力しながら、この悲惨な事件を食い止めようと奔走する――。
ん? あれれ?
これ絶対、最近観たことあるぞ。そうだ。
「傑作が出ない」と悪評の「アマプラ限定映画」の中で燦然と輝く傑作ホラーコメディ(個人の感想)、あの「ハロウィン・キラー」(2023)と設定がほぼ同じじゃないか。
アマプラ見放題なので、本作鑑賞後に確認しちゃったよ。
「ハロウィン・キラー」は殺されたのが「姉」じゃなくて「母」、「20年前(00年代/BGMはアヴリル)」ではなく「35年前(80年代/BGMはバナナラマ)」、バディ役が「男子」ではなく「女子」、あとは「シリアス」ではなく「コメディ」といったテイストの違いはあるが、タイムリープ方法、死ぬ前の肉親と親友になっていく展開、バディ役が科学の天才、事件の犠牲者4人、殺人鬼のマスクにいたるまで、「設定」に関してはほぼ同じと言っていい。なにこれリメイク? オマージュ? 「ハロウィン・キラー」配信のたった1年後に、こんなのあり?
まあね、
面白かったけど!
「ハロウィン・キラー」側(ブラムハウス)からクレームがなかったかどうか心配だけど、これはこれでよかった。ホントに。
設定がほぼ同じでも、テーマはちゃんと違う。「ハロウィン・キラー」がタイムパラドックスを活かしたキレッキレのコメディ、つまり”ガワ”自体を本体にしているのに対して、本作「タイムカット」はその設定の上で主人公のある葛藤を描いている。
わかりやすく同ジャンルの名作で例えるなら「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と「バタフライ・エフェクト」の違いかな。テイストはまるで違うけど、どちらも同じように好き。
とってつけたような真犯人と、「そんなにうまくいくかあ?」というハッピーエンドはまあ、ちょっと陳腐に感じてはしまったけど、鑑賞後感はいい感じ。泣きはしなかったけど目頭は熱くなった。
なりゆきで 「ハロウィン・キラー」も再鑑賞して「ああやっぱりこっちの方が面白いな。傑作だな」と再認識させられたけど、もしも「タイムカット」の方に先に出会っていたら、真逆の意見だったかもしれない。
いや、そうでもないかな。1分考えるね。
結論出ました。
ネトフリvsアマプラはアマプラの勝ち。
「ハロウィン・キラー」は傑作。
二度目でも腹を抱えて笑った。
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