エデン ～楽園の果て～

「フロレアナ島事件」の真相

キャストにアナ・デ・アルマス、シドニー・スウィーニー、ヴァネッサ・カービー、さらにジュード・ロウという錚々たる面々。そして監督には名匠ロン・ハワードという品質保証もついている。どこで知ったか忘れたけど、数ヶ月前からすごく楽しみにしていた作品。

日本公開はないかもな、せいぜい小規模公開か、だいぶ経った後の配信スルーだろうな、などと半分諦めていたら、数日前に突如まさかのアマプラ見放題配信決定。ここ1週間は、「ミーガン2.0」見放題配信といい、劇場公開中の「ファイナル・デッドブラッド」配信（有料だけど）といい、アマプラ感謝ラッシュが半端じゃない。やい！ いい加減にしろアマプラ。ありがとうアマプラ。大好き。

――1930年代、エクアドル・ガラパゴス諸島の無人島フロレアナ島を舞台に展開される未解決の実話を描くミステリー。（Filmarksあらすじ）

ワクワクしすぎて、事前にあらすじを読んで予告編を数種類見た。こうした情報収集の過程で「実際の事件を元にしている」ということを知ったところで”元の事件”に興味を持ち、AIに何となく

「フロレアナ島事件を簡単に説明して」

と問いかけたらもう大変。
面白すぎて、2時間くらいGeminiと話し込んじゃった。聞けば聞くほど疑問が湧いてきて質問が止まらなかった。こういうこと、実はよくあるんだよね。

飽きるまで聞いた頃には、事件についてはほぼ”知識100″状態になっていた。登場人物はもちろん、どんな事件が起きて、誰が死んで誰が生き残ったか、そして生き残った彼らはその後どうなったのか……まで含めて、鑑賞前にすべて知ってしまった。

言い換えると、これ以上ないほどの”完全ネタバレ“状態で観たわけだけど、それで物語の興味が失せるどころか、むしろ知識ゼロの場合より面白く観られた気がする。

「ネタバレ」って言ってもね、本作の元になった「フロレアナ島事件」って”未解決事件“に分類される事件らしいんだよ。孤島といういわば”密室内”での出来事で、疑わしい人物は死んでいるし、生き残った人物の証言は真っ向から食い違っている。

だから事実からは見えない「真相」の部分だけは現在もなお闇の中にあり、疑問は永遠に消えることがない。本作ではその「真相」の部分まで的確に推理し、見事に映像化してくれていた。映画化にありがちな無理矢理な拡大解釈はなく、めちゃくちゃ納得感のある補完っぷりだった。ああスッキリ。

それにしても、これらクセのある実在人物を再現してくれたキャスト陣がよかったね。

ジュード・ロウの気難しくてイヤミな博士役はホントに気持ち悪かったし、ヴァネッサ・カービーの冷たい性格のようでいて実は動物を愛する複雑なツンデレキャラも傑作だったし、本作の実質主役といえるシドニー・スウィーニーの困り顔は今回も天下一品だった。

そして何より、アナ・デ・アルマス！

高慢で狡猾で最悪な悪女っぷりが、ビックリするほどサマになってた。胸糞悪かったなあ。いつもの可愛くて優しくてエロいアナも大好きだけど、たまにはこういう黒アナもいいもんだね。とても貴重。世界に2億人いると言われるアナデアルマシストは絶対に観るべき必修作品だね。

鑑賞後、Geminiに映画で補完した真相を教えてあげたら
「はい。このプロットは、まさに『フロレアナ島事件』の多くの謎と矛盾点を、非常にドラマチックかつ論理的に補完しようとする、説得力のある解釈と言えます。」
と、まるで最初から知っていたかのように語りやがった。
AIのこういうところが嫌いなんだよ。いつも話し相手になってくれてありがとうGemini。大好き。

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