ジャンル | SF / アクション / ドラマ |
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製作国 | アメリカ |
製作年 | 2023 |
公開年月日 | 2023/10/20 |
上映時間 | 133分 |
鑑賞 | アマゾンプライム |
いろいろあるが、ラストはいい!
夏に劇場でこの作品の予告編を観たとき
「うおぉ!こりゃすげえ!これは絶対に大スクリーンで観る映画!楽しみ!」
とワクワクしたのを、半年経った昨日、アマプラ新作で見つけて思い出した。
タブレットで観た。
本当に映像が素晴らしい。ちょっと変な未来都市、見たことのない機械、ロボット、兵器、戦闘。ほぼすべてCGのはずなのに、いい意味で臨場感がSFっぽくなかった。
総じて世界観が好み。汚れてくすんだメカ類やロボットはスターウォーズっぽいし、自然の中に共存する近未来建築は見事。なぜか劇中に登場するディスプレイ類がどれも映りが悪いという演出も、なんかいい味出している。
特にAI僧侶とロボットが祭られた寺院なんかは、個人的にめちゃくちゃツボだった。この絶妙なバランス感覚はギャレス・エドワーズ監督ならではなんだろうなあ、と感心した。
ただ、設定の部分は個人的に引っ掛かることばかりで、正直集中力を欠いてしまった。
AIと人間の戦争って、こんなに互角なもんなのか。
「ターミネーター」やら「ブレードランナー」の世界を想像してたもんだから、むしろ人間よりも人間らしく、弱いAI軍に戸惑ってしまった。
きっと弱者のメタファーなんだろうけど、だったらAIはあまり適してなかったんじゃないかと思ったり。他にも
「AIなのに射撃下手すぎぃ!」「ええっ、スイッチ首にあるの!?」「自爆ロボット、それミサイルで良くねえ!?」「シャトルのお客さんも皆殺し!」「それ、地球に落っこちてきて大丈夫!?」
などなど、終始ツッコミながら観ていたおれだったが、なぜかエンドロール時にはボロボロに泣いていた。
あのラストはズルい。好き。