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ジョン・ウィック:コンセクエンス

更新日:

ジャンル アクション / バイオレンス / スリラー
製作国 アメリカ
製作年 2023
公開年月日 2023/9/22
上映時間 169分
鑑賞 アマゾンプライムビデオ

控えよう。アクション映画の5時間以上連続摂取

ついにシリーズ4作目。1週間かかった「『ジョン・ウィック』シリーズを通しで観る」ミッションもようやく終了を迎える。長かった。なんで最後だけ3時間近くもあるんだよ。真田広之とのくだり、丸ごと必要だった?……なんて嫌味のひとつも言いたくなる長さだった。

4作続けて観て1つ勉強になった。「ジョン・ウィック」シリーズのアクションは大好きなんだけど、合計8時間半もぶっ通しで観ると、さすがに「アクションもたれ」するね。次は絶対、普段はあまり観ない超やさしいヒューマンドラマで癒されてやるんだ。

そんなわけだから(こちらの問題かもしれないが)4作の中では正直いちばん印象が良くなく、無理やり完走したという感じになった。レンタル料金500円払っていなければ、最後まで観られたかどうかも疑問。

自戒の念を込めて、ここに記しておきたい。

「控えよう。アクション映画の5時間以上連続摂取」
ステイサムもドウェイン・ジョンソンもマ・ドンソクも同ルール。健康第一だ。

2時間49分、ほとんどの時間がジョン・ウィックの「試練」のような内容で結構辛かった。当然、適度に得意のアクションシーンが挟み込まれるんだけど、前述の通り「アクションもたれ」が酷かったもんで、「少しはゆっくり休ませてくれよ!」(本当にそう声が出た)と半ギレ状態になってしまった。

健康な時ならば、もう少し前向きに楽しめたと思う。

序盤の大阪コンチネンタルでのガンアクション(=ジョン)と日本刀(=シマヅ)の融合、ナイトクラブでのナイフを使ったダンスのような接近戦、パリの凱旋門周辺での無数の殺し屋との死闘、そして200段を超える階段での壮絶な戦闘シーン。鑑賞時は辟易していたが、今冷静になって思い返すと、すごい名シーンばかりだったんじゃないかと思ったりもする。元気な時に改めて見直すので、それで勘弁してください。

ただ、登場キャラクターは本作が一番よかった。

盟友ウィンストンに、なぜかデフォルトでマトリックス的なバディ感を持つキング。今回はこの2人も見せ場が多かった。ビル・スカルスガルド演じるグラモン侯爵も、小ズルくて憎たらしくてよかったね。どうしても「IT」のペニーワイズが透けて見えるけど、この人かなりのイケメンだったんだ。

そして今回の宿敵でありジョンの親友・ケイン(ドニー・イェン)。カッコいい。盲目でありながら、ジョンに匹敵する強さ。噂ではこのケインを主人公にしたスピンオフの制作が決まったとのこと。絶対に観たい。

個人的にはノーバディも忘れられない。ジョン・ウィックを追う一匹狼の賞金稼ぎで、常に犬とともに行動している。基本的にスナイパースタイルでありながら、接近戦では頭脳派。シブい。いつも不思議なメモ帳を覗き込んでいたり、神がかった追跡能力を見せるなど謎が多い人物なので、こちらのスピンオフもできれば観てみたい。

ところで、シマヅ(真田広之)とアキラ(リナ・サワヤマ)の父娘は正直いらなかったよね。あれ?これもう言ったっけ。でも、どう考えても不要に思えちゃうんだよね。つまり、序盤の日本シーンは丸ごと削って2時間に収めてほしい作品だった。

でももし続編が作られたら必ず観る。1週間「禁アクション」して万全な状態で初日に観る。充実した8時間半をありがとう。

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