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フィアー・ストリート: プロムクイーン

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ジャンル ホラー
製作国 アメリカ
製作年 2025
配信年月日 2025/5/23
上映時間 88分
鑑賞 NETFLIX

 

「サラ・フィアーの呪い」はどこにいった?

どうしてもこの作品が観たくて、恒例のネトフリ一時入会。

これまで「フィアー・ストリート」シリーズは、「Part.1:1994」「Part.2:1978」「Part.:3:1666」と時代をさかのぼって、呪われた町「シェイディサイド」の謎を明かしていくという”大河ホラー”といった内容。時代によって「スクリーム」風(Part1)、「13日の金曜日」風(Part2)、古典的な魔女映画風(Part3)と作風をガラリと変えた作りで、なかなかホラーオタク心をくすぐられた。あれは本当に楽しかったなあ。

そんな楽しかった想い出をもう一度!という気持ちで、ワクワクしながらシリーズ4作目となる「プロム・クイーン」を再生した。

前3作のようにタイトルに年代が明記されていないが、あらすじを読むに「1988年」が舞台になっているとのこと。これはまさしく「Part.1」と「Part.2」の間に挟まれた時系列であり、それこそ「それぞれのキャラクターがどう絡んでくるのかな?」と、胸を膨らませながら観た……って、

まったく関係ないんかい!

「Part.1」「Part.2」のキャラはおろか、ほんの10年前に街で起きた惨殺事件(Part.2)についても一切触れることはなかった。

いや、いいんだよ。わかってるよ。要するに本編(Part.1~3)から外れた単なる”スピンオフ“という位置づけなんでしょう。新たなキャラクターを主演にしてリブートしてみた。それはいい。

でも「1988年」という絶妙な時代設定に、本編を補完するような要素を期待してしまったのは、おれが悪いのか。みんな、少しは期待したよね?

舞台は「Part.1:1994」の6年前、「Part.2:1978」の10年後。シェイディサイドは狭い町だ。町には「Part.2」のサバイバー(生き残り)もどこかにいたはずだし、「Part.1」の登場人物たちは小学生高学年くらいの年齢だけど、きっとその辺で遊んでいたはずだ。

「シリーズなのに、そこにまったく触れないの?」

という違和感が雑音になってしまった。これ、シェイディサイドを舞台にした意味があったのか?……っていうかシリーズの柱となる設定「サラ・フィアーの呪い」はどこにいった?

あらすじとしては、ほぼ「スクリーム」。シェイディサイド高校のプロムクイーン(ミスコンみたいなもん)の候補者が、謎の殺人鬼に次々と校内で惨殺されていく。犯人は一体誰なのか――。

単体としてみれば、同年代オッサンならみんな大好物の「80年代」丸出しなキラキラな世界観はよかったし、今どきの工夫が凝らされたスプラッターシーンも気に入った。登場人物たちはみんな美少女ぞろいで目の保養にもなった(特に主人公の親友役のスザンナ・サンはよかった)。

「古き良き王道スラッシャー」としてクオリティには満足させられたものの、やっぱり「これは『フィアー・ストリート』なのか……?」と、最後まで首をかしげながらの鑑賞となってしまった。ただただ「フィアー・ストリート」の冠が邪魔だったなあ。

何やら続編もありえるような匂わせカットで終わったが、一体ここからどう繋げていくのやら。

今回の主人公は続投で「1991」と刻んでいくのか、はたまた「2005」みたいに時代を飛ばして新たなスピンオフを作るのか。悔しいけど、正直興味はある。

次もネトフリ一時入会して絶対に観ちゃうんだろうな。

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