遺書(ブログ)

Michael/マイケル

更新日:

ジャンル #伝記  / #ドラマ 
製作国 #アメリカ 
製作年 #2025 
公開年月日 2026/6/12
上映時間 127分
鑑賞 #チネチッタ川崎 

「マイケル・ジャクソンの人生」というミュージックビデオ

#ボヘミアン・ラプソディ 』が公開されたとき、「なんで#クイーン なんだよ!」と残念がった記憶がある。クイーンは微妙に”世代ズレ”していて、個人的に愛着は薄かった。でも実際に劇場鑑賞したら「最っ高 !!」だったんだよなあ。

「クイーンでこんなに熱いんだったら、これが例えば#マイケル・ジャクソン だったら俺、どうなっちまうんだろう!」と想像して興奮した。それが8年後の今日、現実になった。

大興奮した!

とにかくね、主演の#ジャファー・ジャクソン が完璧すぎるんだよ。いや、わかるよ。血が繋がっているだけあってよく似てはいるけど、よく見ると全然似てない。本物のマイケルの映像をデータが擦り切れるほど観ているファンから見れば、どうしても”似ている点”よりも”似ていない点”の方に目がいってしまう。これだけ映像が残っている人物の#伝記映画 っていうのは無理があるんじゃないか。#モノマネ感 は拭えないんだろうな。それは正直覚悟していた。――鑑賞前までは。

同じような懸念を抱いている鑑賞前の”80年代少年”の同志に断言する。
「それは完全に杞憂」。

最初こそ、前述の”似ていない点”が目立つが、不思議なことに、途中からは完全にマイケルだった。歌声、#ダンス 、所作、しゃべり方、どれをとってもマイケル本人にしか見えなかった。まるでマイケルが生きているようで、ジジイとしては目から水が薄ら滲んだ。

特に『ボヘミアン・ラプソディ』の製作陣が手掛けているだけあって、#ライブシーン は最高だったね。劇場内の観客(だいたい同年代)のシルエットが、音楽に合わせて小刻みに揺れているのがわかった。下手に今風に演出するんじゃなく、残っている映像の「#完コピ 」に拘ってくれた制作陣に感謝しないとね。ぜひ、音響の良い劇場で鑑賞することをお勧めする。

ただ、身も蓋もないことをいうと、物語として見ると何一つとして驚きはなかった。

子供の頃からスターで(貧乏時代も少しだけ描かれていたが)、トントン拍子に世界一のスーパースターに上り詰めていく様子だけ。縦で流れるドラマとしては「束縛父との#確執#決別 」というのがあるけれど、すべての原因を父親に背負わせて、典型的な#悪役 に祀り上げたような安易なシナリオで、正直#添え物 にしか見えなかった。

もう一つ言えば、マイケル自身のキャラクターも、パブリックイメージ通りの#聖人君主 で、人間味は一切感じない。これまで語られなかった#秘話 なんかも(たぶん)なかったんじゃないかと思う。別にお話は面白くない。それでも、敢えて言う。

「(物語の)面白さなんて些細なことだ」と。

ジャファー、いやマイケル・ジャクソンの圧倒的な#パフォーマンス 、これだけで十分に元が取れる。この作品はね、極端な言い方をすると「映画じゃない」んだよ。

いわばこれは、「マイケル・ジャクソンの人生」という#ミュージックビデオ だと思う。

それを劇場の#大画面#大音響 で「#体験 」する#アトラクション
こんなの最高でしょう! (マイケルファンなので)興奮して大袈裟な表現になっていたらごめんなさい。ただ本当に今、そう感じている。

特に自分と同世代には、まだ胸に熱い魂が残っているうちに劇場で体験してもらいたいね。今この年代で劇場で鑑賞できて本当に良かった。

エンドロールが完全に終わって場内が明るくなる最後の1秒まで楽しめた。そして帰りの#BGM はもちろんこれ。

#今夜はドント・ストップ 」!
(邦題がダサい)

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