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ハイ・ヒート その女 諜報員

投稿日:

ジャンル アクション / コメディ
製作国 アメリカ
製作年 2022
公開年月日 2023/7/15
上映時間 84分
鑑賞 アマゾンプライムビデオ

舐め殺・スパコロ・キュリレン子

レストランオーナー「たのむ!店を荒らすのはやめてくれ」
ギャング「フフフ、もう遅い。今ごろ部下たちが店に火をつけているさ」
……って会話をしている頃には、すでにオーナーの奥さんが部下を皆殺しにしているシーンは思わず笑った。

以前から目を付けていた(けど課金するほどではない)作品が、アマプラ見放題にきていたので早速鑑賞。

冒頭に挙げたエピソードからもわかる通り、「舐めてた相手が殺人マシーンだった」系×「美女スパコロ(スパイ・殺し屋/造語)」系という、A級B級C級を問わず大好きなジャンルの組み合わせ。しかも主役はキュリレン子

Filmarks評価2.9という評判だろうが何だろうが、自分の意志では決して避けることはできない。

「オープンしたてのレストランの腕利きシェフは、元KGBの女スパイだった!」という、一風変わっているようで、ごくありふれたストーリー。夫のオーナーが悪い筋から金策しており、「金を返せないなら店を燃やす」と脅してくるギャングを、キュリ姉が返り討ちにする。ま、バリッバリのコメディだね。

正直、あまり面白くはなかった。

いや、この手のジャンルにストーリー性なんてどうでもいいんだよ。美女スパコロ系は「美女が屈強な男どもを女性ならではの美しい動きで撃退する」。これさえあれば、個人的に100点満点。ただなあ、今回はキュリ姉の動きが弱くなかった? 年齢なのか、吹替えを拒否したのかわからないけれど、体のキレ、つまり”キュレ”がないように感じてしまった。相変わらずお美しいんだけどね。

でも、途中から主人公(キュリレンコ)の助っ人として乱入してきたスパイ一家。あれは傑作だったね。作中のギャグはだいたいスベってた(おれ判定)んだけど、彼らが中心のコメディシーンだけは妙にツボだった。マッサージ師? ああ、確かにあいつも底抜けに明るくて面白かった。彼らがいなければ、もしかしたら収穫ナシだったかもしれないね。

ストーリーは「無」に等しい。肝心のアクションはイマイチ。コメディシーンは脇役頼み。

ハッキリ言って「舐め殺」系と「美女スパコロ」系が好きで、なおかつ「キュリ姉が大好き」って人しか見どころはないだろうな。おれか。

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