遺書(ブログ)

王柏融は、おれたちにとっての大谷翔平だ。

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今朝起きて、ネットニュースを開くと、とんでもないビッグサプライズが飛び込んできた。

台湾プロ野球の「大王」ことラミゴ・モンキーズの王柏融(ワン・ボーロン)の交渉権をファイターズが獲得したとのこと。
「交渉権を獲得」というのがなかなか微妙な表現だが、王柏融側も日本球界入りを強く志望して、かつファイターズが受け入れる権利を得たということだから、よほど待遇面でモメなければすんなり入団することになるんだろう。

王柏融といえば、台湾プロ野球で2016年から2年連続で4割超えを果たし、2017年に至っては三冠王にも輝いた、台湾球界の至宝である。

おいレアードはどうなってんだ?
ポジションは?外野は定員オーバーだぞ・・・

など、どうしても気になるところが出てきてしまって複雑な気持ちにはなるが、ファンとして素直にこれは嬉しいニュースだ。

おれなんかはご気楽なもんで、
「あかん、来季はファイターズに4割打者が2人誕生してしまうやん」
などと、もうひとりの天才打者・近藤健介とダブらせて小躍りしてしまう。
ああ、ちなみにおれは関東人である。

しかしファイターズもなかなかやる。
宮西2年契約、中田3年契約、そして王柏融と、2023年の新球場オープンに向けて、着々と下地固めを進めている。

うまく活躍してくれれば、台湾からの観光客も大挙して訪れることになるだろう。公式戦の台湾開催というのも盛り上がりそうだ。
もちろん台湾へのグッズ売上げも期待できる。遠い外国で、ファイターズのユニホームを着たファンが存在するかと思うとテンションが上がる。

台湾のファンのみんな、日本球界で活躍できる大王を見られてよかったな!

などと、
たかが”いちファン”のおれが、心の中で台湾ファンに言い放ったとき、不意に昨年の自分の気持ちが蘇った。

5年間ファイターズのために、その力を遺憾なく発揮してくれたスーパースター大谷翔平を送り出したときの気持ちだ。
やがて移籍先がエンゼルスに決定したとき、おれはこう強く思ったことを覚えている。

エンゼルスめ、ファイターズファンがどんな思いで大谷を送り出したか想像できるか。
使いこなせなかったらお前ら絶対に許さんからな!!!!!

正直に言う。去年、本当はメジャーなんかに行ってほしくなかった。
おれが野球ファンであり続けられる(概算)50年程度のなかで、大谷翔平という選手が出現し、少しの間だけでも時間を共有できて本当に幸せだった。
本当はずっとファイターズで、おれの目の前で、大谷の規格外の活躍を見ていたかった。
でも、大谷自身の夢は、メジャーで活躍することだった。
「がんばれよ」「メジャーでも活躍しろよ」
口ではそんなことを言いながら、本当は唇を噛み締めて送り出したんだ。

蓋を開いてみれば、エンゼルスは大谷を大切にしてくれた。
大切に使ってくれて、しっかり新人王を取らせてくれた。今はエンゼルスに感謝の言葉しかない。

ついつい大谷への想いが溢れてしまったが、台湾の野球ファンにとっての王柏融は、間違いなくそんな存在だ。
台湾球界の不世出のスーパースター。それを受け入れるファイターズの責任は、実はとてつもなく重い。

王柏融は、おれたちにとっての大谷翔平だ。

台湾ファン、ラミゴモンキーズファンは、いま唇をかみしめてこう思っていることだろう。

ファイターズめ、おれたちの大王を使いこなせなかったらお前ら絶対に許さんからな!!!!!

いちファンのおれが言うのもおこがましいが、絶対に王柏融を活躍させて、来年の今頃には、いま不安に思っている台湾ファンを歓喜に沸かせてあげたいと心から願う。

今年、大谷フィーバーに揺れたおれたちのように。

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