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【備忘観戦録】〇「先発河野」が今季初勝利した試合(9・28楽天生命パーク)

更新日:

勝利投手 日本ハム 河野 (3勝4敗0S)
敗戦投手 楽天 早川 (9勝6敗0S)
セーブ 日本ハム 杉浦 (1勝2敗23S)

今日はファイターズ先発・河野竜生が良かった。「完璧」ではない。「良かった」。球が甘くなって多少打たれても、制球が少し乱れて四球を出しても、決定打は打たせない“強い”ピッチング

昨シーズンまでの「先発・河野」ならば、「連打でそのまま崩れてKOされていたかもしれない」という場面は二度あった。

まずは2回、先頭四球を出して、オコエ瑠偉にタイムリーを決められてしまった。しかし、続く太田光は、慎重に7球を使って、最後は打者の裏をかくチェンジアップでクレバーな奪三振。6回にも先頭から2連打を浴び、一時はワンアウト1塁3塁とピンチが膨らんだが、集中を途切れさせることなく対処。失点を覚悟しながらも、無失点で切り抜けることができた

最終的に河野は6回まで投げ切り1失点。3安打3四球とランナーは出したが、ピンチにもまったく動揺しない投球に、メンタル面での成長を実感した。

河野が先発に再転向したときは、あの「6回の無敵河野」を失うのが怖くて個人的に”反対”していたものだが、こうしてメンタル的に成長した姿を見せられると、「先発になって本当に良かったなあ」と、手のひらがひっくり返る。

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イーグルス先発・早川隆久も立ち上がりは抜群だった。2回まではボールに当てることすら難しく4三振。3回も2アウトまで簡単に取られた。

この場面で今日のもう一人のヒーロー・石井一成が、粘りに粘って四球を勝ち取った。2アウトから出たこのファイターズ最初のランナーを、松本剛と西川遥輝の2連続安打で見事同点のホームに迎え入れることに成功した。

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石井一成は5回にも、難しい低めのストレートを拾い上げ、ライトスタンドへ価値あるツーランホームランをぶち込んだ。これで1-3。ファイターズが勝ち越しに成功した。

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言い方は悪いが、今のファイターズの3得点は満点に近い。あとは頼れる勝ちパターンで逃げ切るしか道はないというのが目をそらせない現実だ。その切実な期待に応えて、7回は井口和朋、8回は堀瑞輝、そして9回は守護神・杉浦稔大が、見事無失点で抑えきった。

先取点を取られるもすぐに追いつき、中盤に破壊力抜群のツーランホームランで勝ち越し、自慢のリリーフで逃げ切る。今のファイターズにできる理想的な快勝

伊藤大海のライバル・早川の10勝目に「待った」をかけたことも価値は大きい。明日は伊藤が先に10勝目を挙げて、今日の伏線を回収してほしい

石井一成の勝ち越しツーラン米弾

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打てそうな雰囲気はあった。3回裏の前打席では、8アウト中5奪三振とキレキレの早川の、ストレートも変化球もすべて見切っていたかのような四球出塁

そして5回、先頭で安打出塁した佐藤龍世を2塁に置いた場面。イヤらしく徹底的にアウトローを攻めてくる早川に並行カウントと追い込まれたが、雰囲気としては、むしろ石井が早川を追い込んでいるかのように見えた。

おそらく失投じゃないと思う。5球目チェンジアップで遅い球を見せておいて、三振を狙って決め球に投げた6球目ストレートだった。低めギリギリに入る(もしかしたらボールかも)渾身のストレートを、少し腰をかがめながらいとも簡単に拾い上げた(ように見えた)。

ジャストミートした球は、ピンポン玉のように勢いよく飛んでいき、そのままライトスタンドへ突き刺さる。「ぐわおらおおおいあ!」と声にならない怒声を、誰もいない部屋で上げるおれ。

「価値ある勝ち越しホームラン」だとか、「ハムキラー早川を粉砕した」とか、そういう付加物は関係なく、単体として美しいホームランだった。個人的に石井一成のホームランの弾道が好きだ。

新人ながらすで9勝を挙げているエース級の左投手だ。その早川が自信を持って投げ込んだストレートを、待っていたかのように打ち返し、打球にはまるで天性のホームランバッターのような角度もついた。

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石井のホームランを見るたびに、年間に4~5本しかホームランが出ないバッターとは思えない

シーズンも大詰め。石井にはその調子で美しいホームランを見せてほしい。まあ、ただ年に4~5本くらいのほうが、こうやっていちいち感動できるからいいのかな。とも思う。

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