マッキー本田

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【備忘観戦録25~対バファローズ~●】今季初現地と堀瑞輝の背中

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勝利投手 オリックス 比嘉 (1勝0敗0S)
敗戦投手 日本ハム 北山 (3勝1敗1S)
セーブ オリックス 平野佳 (1勝1敗7S)

関東チャンテ

久しぶりの東京ドーム主催試合だったので、勝敗がどうとか、試合展開がどうとかの次元を超えて思い出に残る一日になった。

(3連戦で唯一当選した)試合前練習で清宮幸太郎の柵越えを眺め(清宮は試合前シートバッティングではいつも凄い)、すぐさまファンクラブ観戦ポイント獲得の列に並び、開場すれば調子に乗って10回もピンバッチガチャを回した。はしゃぎにはしゃいでホームゲーム全部乗せ。試合前からお腹一杯である。

普段、埼玉と千葉を中心にビジター観戦している関東ファイターズファンにとって、東京ドーム主催試合は特別なお祭りなのだ。

客席での応援の一体感も違う。

ビジター観戦では、当然ながら観戦客の大半が相手チームのファンだし、おれが好む内野席ではハムファン同士で固まることはほとんどない。常に前後左右に相手チームのファンがいる。ユニホームを着てファンアピールはするが、観戦にはどこか気持ちに遠慮が出る。

しかしホームゲームは違う。おれは一人だが、まわりはファイターズファンの同志ばかりだ。関西から昨年のリーグチャンピオンチームを呼んで、ファン一体となって迎え撃つ。味方投手がアウトを重ねるたびに、心置きなく大きな拍手を贈り、味方にヒットが出れば両腕を突き上げ「よっしゃー!」と叫んだ(小声で呟いた)。

「そうだ」と思い出し、売り子を呼び止めて今年から解禁された生ビール(アルコール入り)を買った。その時ちょうど関東ローカルのチャンステーマが流れてきて、飲みながら少し泣いた。

同点に追いつかれてからの応援

試合の方は、3回に日本最高峰の投手・山本由伸を見事に攻略して2点先取した。

ファイターズ先発の加藤貴之も好調で、ランナーは出すものの、いつものようにのほほんと無失点で切り抜けていた。8回まできて「これは勝ったな」と確信した矢先に、紅林弘太郎から同点ツーランホームランを食らった。

その瞬間、周囲からは大きなため息が起きた。あからさまに悔しがる「声」が方々から聞こえてきた。おれも相当悔しかったが、その悔しい気持ちとリンクするどよめきと「全員で悔しがっている」という一体感が、むしろ嬉しかった。

結果的に試合には負けてしまうんだが、振り返ると「同点に追いつかれてからの応援」――ここが今日の試合で最高に幸福な時間だった。

堀瑞輝の23球

なかでも個人的に一番興奮したのは10回表、ルーキークローザー北山亘基の火消しにマウンドに上がった堀瑞輝の23球かな。

いろいろあって(無人牽制など)、「ノーアウト2塁3塁」という絶望的な場面での登板だった。後輩の北山を救いにマウンドへ向かう堀の、ベテランのごとき貫禄に痺れた(※TOP画像は北山を助けに向かう堀瑞輝の背中)。「俺が何とかしてやる」という気迫が伝わってきた。

数年前まで、堀といえば「ポテンシャルは凄いがメンタルが弱い」という、よくいる若手投手だった。仲間の火を消す立場ではなく、むしろ火をつけてしまって仲間に助けられる側だった。

それがこの貫禄だ。こんな絶体絶命のピンチでも、本当に何とかしてくれそうなオーラがある。かつて、打ち込まれてベンチで泣いているシーンを思い浮かべながら、「よくここまで上り詰めたな」と感動した。

結果的には、さすがの堀も1点はこぼしてしまうんだが(これは吉田正尚の勝負強さに拍手)、1球1球に息を飲む周囲の反応も含めて忘れられないシーンになった。

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