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【備忘観戦録32~対イーグルス~●】清宮二連発

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勝利投手 楽天 岸 (3勝0敗0S)
敗戦投手 日本ハム 伊藤 (3勝3敗0S)

ホームラン打者の証明

伊藤大海で負けたのは悔しいが、今日は清宮幸太郎の2本のホームランが圧倒的に印象に残る。

1本目は2回裏。岸孝之の老獪にコントロールされた低めの変化球だった。清宮がちょこんと合わせただけの打球が、スーパーボールのような勢いでライト方向へ吹っ飛んでいった。ライトの頭を超えるか?という低い弾道をたどりながら、これが高度を落とさずにスタンドイン。

「完璧な当たり」という感じでなくても、天性の角度とパワーで届かせてしまう。「清宮はやっぱりホームランバッターなんだ」ということを証明するような一発だった。

デーゲームあるあるなんだが、実はプレイボールをいつものように14時と勘違いしていて、「4月6日ぶり」となるこの貴重なホームランをリアルタイムでは見逃していた。

攻守交替のタイミングでパ・リーグTVへ確認しに飛んだんだが、結果は知っているのに「届け!届け!……よっしゃあ!」と叫んでしまった。時間があったのでもう一度観た。ガッツポーズが出た。これは何度も観れるやつ。

滞空時間6.68秒

さらに圧巻だったのは2本目の弾道だ。4回裏の2打席目。清宮は先頭打者だった。

内角ストレートをドンピシャのタイミングで振り抜き、打球は見たこともない角度をつけてライト方向へぶっ飛んでいった。

打った瞬間に距離は十分と確信。あとはライトポールの外か内かのみだ。天井近くまで高く舞い上がった打球は、永遠に感じるような6.68秒(実測)を経てポールの内側、イーグルスファンで埋まるライトスタンド中段へゆっくりと着弾した。ドッと沸き返る札幌ドームと、例によってベンチで飛び上がって喜ぶビッグボス。

まさしく”アーチストの打球”だった。

チームとして貴重な「同点弾」(当時)であったことと、個人的には清宮の1本目を見逃していたということも重なり、おれは全身に鳥肌を立てながら「ありがとう、ありがとう」と誰かに感謝の祈りを捧げていた。

あとでパ・リーグTVのマルチアングル(真横からの映像が好み)を見てたまげた(※TOP画像)。「理想の角度」とされる「35度」(諸説あり)を大きく超えて45度、いや50度ほどにも見える高さだった。

これを日本有数の広さを誇る札幌ドームのスタンドへ悠々と届かせてしまうんだから、清宮幸太郎の”飛ばす才能”にはもはや疑いの余地はない。

ファイターズはたぶん優勝しない

試合には負けた。清宮のホームランですっかりご機嫌になってしまうおれでも、勝てば嬉しいし、敗けるとやっぱり悲しい。

同一カード3連敗で、いわゆる今季の「自力優勝」が消えたらしい。そもそもこの時期に「自力優勝」を論じることに疑問を感じるが、「今のファイターズはそれくらい弱い」と言い換えるとぐうの音も出なくなる。

ただ「見てろよ」と思う。

去年から今年にかけての「血の入れ替え」はファンにとってショッキングな出来事だったが、これに乗じて多くの若手が出てきた。

去年までは思いもよらなかった若手の台頭はもちろん、松本剛をはじめ、昨年までは「一軍半」でなかなか出番のなかった選手も本領を発揮し始めている。

実際に勝てていないんだから、確かに今は弱い。ただ今年は、そんな「去年いなかった」メンバーの成長が、ダイレクトにチーム力の成長に繋がっているのが面白い。

「気づくの遅い!」とツッコまれるのを承知であえて大文字で書くが、

ファイターズはたぶん優勝しない。

だったら、
「この[弱い]チームが今季どれだけ成長するのか」
というテーマで、連続ドラマのように見つめていけたら、今季はけっこう楽しめるんじゃないかと思い始めた。

シーズン終盤、優勝を争うチームから「ハムこええよ……」と恐れられる存在になれたら最高だ。

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