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【備忘観戦録33~対ライオンズ~●】生田目翼の圧倒的ポテンシャル

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勝利投手 西武 髙橋光成 (3勝2敗0S)
敗戦投手 日本ハム 生田目 (0勝1敗0S)

ただし5回まで

5-0の完敗。今日は5回までの生田目翼の完璧なピッチングかね。5イニングを散発2安打と圧倒しながら、6回に嘘みたいに崩れて先制点を取られて満塁にしたままマウンドを下りた。

5回までの生田目は本当に凄かった。荒れ球気味で、しばしば捕手のミットは大きく動いたが、それをカバーするに余りある球威で圧倒した。

最高球速は154km。バッテリーも直球が走っている自覚があったんだろう、(数えたわけではないが)8割方ストレートだったと思う。「コーナーなんか関係ない」と言わんばかりに、ど真ん中めがけてガンガン直球を投げ込む姿が爽快だった。

ライオンズ打線もその迫力に気圧され「ちょっと打てそうにない」という雰囲気さえ漂っていた。伸びのあるストレートは当ててもファール、前に飛んでもボテボテ。若干のコントロールミスなど気にしなくていいパワーピッチャー。これは心強い先発が一枚増えたな、と楽しみになった。

ところが6回に入るとガラリと様子が変わる。正確にいうと「6回先頭を四球で出塁させてから」か。

次の打者にこのランナーを犠打で進められた後、続く戸川大輔に初球で死球を当ててしまった。とたんにストライクが入らなくなり、次の打者にフォアボールで満塁。ここで外崎修汰に痛いタイムリーを喫した。

5回までの非の打ちどころのない投球とは真逆に、この間の生田目はまったく良いところが見つからなかった。

ピッチャーはどんなに良いイニングがあっても、1つの悪いイニングで印象は真逆になってしまう。先発投手は「1敗」という数字が残ってしまうのでなおさら辛いところだろう。立ち上がりであれだけのポテンシャルを見せつけても、生田目がローテ投手として回るのはもう少し先になるかもしれない。

それでもたしかに今日、生田目翼の素晴らしいポテンシャルに度肝を抜かれた。その事実は消えようがない。時間が経つと忘れてしまいそうなので、ここを備忘録として遺しておく。

試合自体の内容はすでに忘れた。

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