遺書(ブログ)

ビルとテッドの大冒険

投稿日:

ジャンル コメディ
製作国 アメリカ
製作年 1989
公開年月日 1989/11/3
上映時間 91分
鑑賞 アマゾンプライムビデオ

貴重な「アホ面キアヌ」を摂取するための作品

小学生まで精神年齢を落とせば笑えるのかな?
自分も”80年代少年”だったので「80年代補正」には自信があるけれど、1989年ってこんなレベルだったっけ。

「SF」なんてとんでもない、「ファンタジー」とも言いたくない。「B級お馬鹿映画」と一括りにできたら楽なんだけど、そこに入れるにはアクが足りない。あえて言うならば、幼児が見て楽しむ「絵本」に近いかな。

お馬鹿高校生が電話BOX型のタイムマシンでタイムトラベルし放題という夢のある設定。そして開拓時代のアメリカや中世ヨーロッパ、紀元前ギリシアなど、舞台が移り変わるので画ヅラは多彩。

「絵本」的な魅力は押さえているので、小学校低学年なら楽しめるかもしれないが、娘も成人したような年齢のオッサンには、さすがにそこまで視点を下げるのは無理だった。

「落ちこぼれ高校生2人が、歴史の教科の落第を回避すべく、歴史的な人物をそれぞれの時代からさらってくる」

……という骨組み。ナポレオンとかジャンヌ・ダルクを連れてくることで、どうして落第を回避することになるのか? なんて疑問を持ってはいけない。そんな、こっちの疑問なんか構わずに、主人公たちはどんどん歴史上の人物を捕獲する。いいや「乱暴」じゃない。どういうわけか、彼らも割とすすんで着いてくる。

観続けるにはあまり深く考えずに、「これは連続した”歴史コント”なんだ」と自分に強く言い聞かせながら、敢えて”流し観る”必要があった。(ただしギャグセンは低い)

ただあそこは面白かった。終盤、ショッピングセンターで、歴史上の人物が現代(1980年代だけど)を満喫するシーン。

ビリー・ザ・キッドとソクラテスが組んで今時ギャルをナンパ。ジャンヌ・ダルクはエアロビクス会場で踊りまくり、ジンギス・カンはマネキンを敵に見立ててボコボコにし、リンカーンは写真館で証明写真撮影。ベートーベンの電子ピアノ演奏はアツかった!
(ジンギス・カンだけ野蛮人扱いは時代柄かね)

こんな風に、スポットスポットでは見どころがなくはないんだけど、連続して観続けるのはなかなか辛かった。なんとか最後まで観られたのは、あざと可愛いキアヌ・リーブスくんのお陰かな。

まさかこのアホ面イケメンが、10年後にネオ(「マトリックス」)、25年後にジョン・ウィックになるなんて、ホントに信じられない(ホントに)。

このアホ面キアヌを摂取するためだけのために、本作を観る価値がある。いや、ないか。

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