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【備忘観戦録】2000投球回達成の金子弌大、雨中の粘投も5回に沈む(5・18楽天パーク)

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勝利投手 楽天 宋家豪 (1勝0敗0S)
敗戦投手 日本ハム B.ロドリゲス (0勝1敗1S)
セーブ 楽天 松井 (0勝1敗11S)

強い雨が降りしきる中、両軍ともに試合を壊さず(けがもなく)試合終了まで接戦を演じた。

プレイボール時点では小雨だった雨が、回を追うごとに激しくなっていく。1回表に1点の援護をもらった先発の金子弌大は、雨による投げにくさも手伝って、常にランナーを背負った苦しい展開。それでも、球数を使いながら丁寧に後続を断ち切る粘投。4回までは無失点に切り抜けた。

一方、イーグルス先発の岸孝之は、序盤こそ曲がり切らないカーブや甘く入ったストレートを痛打されていたが、雨が強くなるにつれてこれに対応。徐々に調子を上げ、最終的にマウンドを降りる6イニング目にはファイターズの4~6番を三者連続三振に切って取るまでに調子を戻していた。

ポイントはファイターズの2点リードで迎えた5回裏。4回まではベテランの技と経験でなんとか切り抜けてきた金子が突然乱調に転じる。先頭の岡島豪郎をストレートの四球で出すと、続く横尾俊建に右前ヒット、辰己涼介に四球とあっという間にノーアウト満塁の大ピンチを作ってしまった。続く田中和基は三振でしのぐも、左の小深田大翔を打席に迎えたところで左の河野竜生に交代。しかしこの河野もタイムリーを打たれ1点、2アウト後に火消しに入った玉井大翔もタイムリーを許し、打線がやっとの思いで積み上げた2点リードを吐き出してしまった。

それでも同点。なんとか再度勝ち越したいファイターズだったが、イーグルス岸の後を継いだ福山博之、宋家豪を捕まえきれないでいる間に、8回裏に登板したファイターズのB.ロドリゲスが浅村栄斗にソロホームランを打たれてしまう

これが決定打となり、9回表はイーグルスの守護神・松井裕樹にシャットアウトされゲームセット。レジェンド金子弌大の節目となる2000投球回を勝利で飾ることはできなかった。ファイターズは引き分けを挟んで3連敗。

金子の偉大な2000投球回

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今日は“雨天決行”の判断によるバッドコンディションだったわりには、案じていたより荒れもせず、特にドラマもなく、試合自体は地味な内容だった。それだけに、金子弌大の2000投球回達成は今日2021年5月18日だった、ということだけはしっかり覚えておきたいと思う。

調べると、2000投球回達成はプロ91人目、現役では石川雅規(スワローズ/2876回)、涌井秀章(イーグルス/2496.1回)、岸孝之(イーグルス/2063.2回)に次いで4位(2003.1回)。これを内海哲也(ライオンズ/1988回)、和田毅(ホークス/1837.1回)が追いかけている。※2021年5月18日現在

プロ野球の長い歴史上、投手だけでも何千人と存在した中で、たった91人しか達成していないという偉大な記録。上位に並ぶのは5526イニングも投げた金田正一をはじめ米田、別所、スタルヒンなど「歴史上の人物」ばかりだ。金子は今日、そんな偉大な投手たちの一員として名を刻まれた。

そういう意味では、今日の「雨の中で粘投する金子弌大」は印象的な1ページとして心に残せそうだ。

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