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【備忘観戦録】△序盤の3点をジリジリ追い上げられ今季12度目の「追いつかれドロー」(9・15メットライフドーム)

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王柏融が初回に2ランホームラン、3回にはタイムリー。序盤に王が一人で3打点を稼ぎ出したが、以降は続かず無得点。じりじり追い上げるライオンズに、土壇場8回で追いつかれてドロー

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これでファイターズはシーズン17引き分け目。うち12度目の”追いつかれドロー”となり、新人王争いに食らいつく伊藤大海の勝ちが消えたことも手伝って、ファイターズファンにとっては見た目以上に「悔しいドロー」となった。

今日のファイターズ先発・伊藤大海は、決して状態が良いというわけではないようだった。ストレートは走っていたが、変化球のキレが悪く、1回はそこに付けこまれて連打を許し1失点。2回にも2者連続ヒット、3回も2者連続四球、4回も2アウトから連打を浴びるなど、毎回必ず2人のランナーを出しながら、崖っぷちで踏みとどまるという苦しい投球で回を重ねていく。そして5回も四球とヒットでランナーを2人出し、栗山巧の犠牲フライでとうとう2点目を喫した。

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それでも5回で7安打3四球を許しながらも丁寧な投球で状態の悪さをごまかし、なんとか2失点でまとめてしまうところはもはやベテランの域。これに104球を要したため、6回以降は「1点」という最小リードを信頼するリリーフ陣に託す

その信頼に見事に応え、6回は宮西尚生、7回堀瑞輝はそれぞれ無安打2奪三振3者凡退という完璧な内容で切り抜けたが、8回の井口和朋がくすぶっていたライオンズ打線に捕まった。先頭の外崎修汰にいきなり二塁打を浴び、続く栗山巧にタイムリーヒットを決められて、あっさり同点を許してしまった。3-3の同点となり、最終回のクローザー対決へ雪崩れ込む。

9回表は防御率0.55の平良海馬。1アウトから出た松本剛のヒットを皮切りに、失策、申告敬遠と、鉄壁平良を2アウト2塁3塁まで追い詰めるが、「あと1本」が出ず無得点。

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勝ちがなくなった9回裏も杉浦稔大が無失点で切り抜け、ドロースコアでゲームセット。

終盤までリードしていた試合だけに、結果は残念ではあった。しかし打線は「近藤健介」という絶対的な大黒柱抜きでも何とか序盤に3得点し、投手陣も3点で勝負になるように試合を作った

今日は王と西川遥輝のおかげで3得点できたし、あの投手陣でなければ3失点以上していたかもしれない。結果だけで俯瞰すれば、今日は打線と投手陣がちょうど釣り合った日だった。しばらくは最少得点で投手陣に頼らざるを得ない試合は続く。

特になし

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