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「RUN/ラン 」(2020)/ゴリゴリのサイコスリラー

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サブスクでオススメに挙がったのが視界に入ったのか、ジャケットはなぜか目の端で見たことがあった。必死な表情をした車椅子の少女の大写し。「クララが立った」的な感動ドラマの類だとおぼろげに感じていた。

見覚えのあったその作品を、TSUTAYAの「サスペンス・ホラー」の棚で見つけたので、興味を持って手に取った。

キャッチコピーは「『search/サーチ』の監督・製作チームが放つサイコ・スリラー」。ああ、あの「search/サーチ」の監督か。観た観た。トンがっていて面白かった記憶がある。迷わず借りた。

結果、本当にゴリゴリのサイコスリラーだった。しかもヒネリがあって面白い!

序盤は、身体が不自由な主人公が母親へ疑念を持つところから。いつも優しく見守ってくれる母親だが、どうやら毎日飲まされている薬がおかしい……。

「ハハン」と思った。

なるほど。疑念を一方的な主人公目線で見せることで、後に判明する「全部主人公の浅はかな勘違いだった!」の驚きを強調するつもりだな? いつものメタ考察癖がはじまった。

娘を想う一心でやった母親の行動が、ことごとく勘違いされてしまう。で、後半に「あれもこれも、実はこうでこうで、こういう意味があった」と伏線を回収しながら明かしていくパターンに違いない。つまりは「妄想オチ」だ。どうだ図星だろう!

しかし、その自信満々な予測は中盤に裏切られた。

部屋に閉じ込められた主人公。この期に及んでも、ここまでは強情に「娘を傷つけないためなんだろう」と信じたが、扉の鍵のかけ方や、車椅子エレベータの配線のブチ切られ方が何かおかしい。

直後、主人公の言い分を信じて助けようとした近所の老人を殺した(?)ところで、ようやく呑み込めた。

この母親はやっぱり狂ってる……!

ここから先はジェットコースターだ。下り坂に吸い込まれるように、次々と真相が明らかになっていく。

ラストは少し胸糞だが意外とスッキリ。クララはちゃんと立った。

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