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【備忘観戦録】〇エース上沢の魂の投球で3年ぶり2ケタ勝利を達成した試合(9・24 PayPayドーム)

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勝利投手 日本ハム 上沢 (10勝6敗0S)
敗戦投手 ソフトバンク 杉山 (1勝1敗0S)
セーブ 日本ハム 杉浦 (1勝2敗22S)

ファイターズ先発上沢直之が”エースの投球”でホークス打線を圧倒し、打線が3本のホームランでその力投に応えた。

序盤はプロ入り初先発となるホークス杉山一樹との投手戦。上沢がエースの貫禄でホークス打線を翻弄すれば、若い杉山が最速156kmという剛球でファイターズ打線を力でねじ伏せる。4回まではお互いにノーヒットピッチング。5回表のファイターズの攻撃でようやく試合が動いた。

杉山の球数が自己最多を大幅に更新する70球を超えてくると、徐々に制球が乱れ始めた。R.ロドリゲスは、そんな杉山の高めに甘く入った失投を逃さず強振。スタンド中段に貴重な先制ソロホームランを叩きこんだ。

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一方上沢は、援護をもらった後も全くブレることがなかった。まるでスコアレスのままのような気迫あふれる投球を続ける。6回は3者連続奪三振、7回はアンラッキーな内野安打と四球でランナーを二人出しながらも、ギアをグッと上げて奪三振で切り抜ける。

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そんなエースの力投に応えるように、8回“同期”の大明神・近藤健介の一発が出た。おそらく目下NPB最高のリリーバー、モイネロの153kmストレートを7球粘った末に強振。打球は高い弾道をたどり、ライトのラッキーゾーンに飛び込んだ。

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上沢はその裏(8回裏)、100球を超えたあたりからボールが先行するようになり、甲斐拓也に対し2-1から置きにいった甘いカットボールをレフトスタンドに運ばれてしまう。しかしその後の上沢が凄まじかった

代打で出てきた長谷川勇也に8球粘られるも、集中を切らせることなく、最後はインハイのチェンジアップを引っかけさせセカンドゴロ。さらに続く川島慶三にも149㎞のストレートでライトフライに詰まらせた。「これ以上は絶対に点はやらない」。余裕があるときに上沢がよく見せる不敵な笑みはもうない。鬼の形相でねじ伏せる姿に、エースのプライドを見た。

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ファイターズは9回表に、女房役・清水優心のツーランホームランが飛び出し、ここで試合が決まった。その裏は3点リードをもらった守護神・杉浦稔大で悠々と逃げ切り3人でゲームセット。

エース上沢のまさしく「これぞエース!」という気迫あふれる投球と、“助っ人”と”同期”と”女房”による価値ある3本のホームラン。ファイターズファンとしては最高に気持ちいい勝利となった。記憶に残りそうな今季指折りのナイスゲーム

大明神の”モイネロ破壊弾”

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個人的には「今季最高クラスに感動したホームラン」になるかもしれない。大詰めにもかかわらず0-1と、好投のエースに1点しかリードを与えられず、打線が停滞していた8回表。「上沢を救うのは俺だ!」とばかりに、同期、同年齢の四番打者・近藤健介のバットが火を噴いた。ホークスの絶対的なリリーバー・モイネロから、あまりに貴重な追加点だった。

(同僚が見ていないことを祈るが)その時間、実はオンライン会議中で、PC画面中で、ZOOMの窓の横にパテレの窓を置きながら、こっそり観戦していた。近藤の打球が高い弾道をたどり、ライトのラッキーゾーンに飛び込んだ瞬間、

「よっしゃああああああ!」

と叫びたくなる衝動をググッと堪えたら、その反動で目から涙がにじんできた。

7回まで、強打ホークス打線を相手に淡々とゼロを並べ続けるエース。これに対して、宝くじのようなR.ロドリゲスのソロホームランのみ(失礼!)と、沈黙し続ける打線。そしてマウンドにはモイネロ。正直「もうこの1点を守り切るしかない」と思っていた。その矢先の四番のカタルシス弾だった。

ここまで苦楽を共にしてきた同期。投球時の鬼の形相から転じて、ベンチで大喜びする上沢のギャップに、おれも自然と両腕が上がる。

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同期のエースと四番のに嫉妬して(?)、この後9回に「女房」清水にホークス守護神・森唯斗からダメ押しツーランが出たのも、この“モイネロ破壊弾”の効果が大いにあったと思う。

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ちなみに、件のオンライン会議の終わりに雑談になって、「日ハム最近はどうなんすか」と聞かれた。あまりこの話を膨らませたくないので、「ああ、最近はあまり観てないなあ」とパテレ画面を見ながら言った。

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